Column
ストーカー問題のコラム
ストーカー加害者の心理、被害に遭ったときの対処、更生の実際について。取材や相談のなかで繰り返し聞かれることを書いていきます。限られた放送時間や紙面では書ききれなかったことも、ここに。
最終更新:
01Articles
記事の一覧
全182本
-
禁止命令は何年有効?延長の申出と、期限が近いときにできること
ストーカー規制法の禁止命令等は命令をした日から1年有効で、必要があれば申出か職権で1年ずつ延長できます。延長は自動ではありません。期限が近いときに確かめたいことと、命令を受けた本人が知っておきたいことを条文でまとめました。
続きを読む -
スマホの位置情報が共有されていないか確認する方法|iPhone・Android
スマホの位置情報が誰かに共有されていないかは、共有の設定・位置情報を使うアプリ・持ち物のトラッカーの3か所で確認します。iPhone・Androidの手順と、見つけたときに止める前にしておきたいことをまとめました。
続きを読む -
DVの保護命令とストーカーの禁止命令の違いは?出す所・期間・相手を比較
DV防止法の保護命令は地方裁判所、ストーカー規制法の禁止命令等は都道府県公安委員会が出す別の制度です。対象になる相手・有効期間・罰則の違いを条文で表にまとめ、自分の場合はどこに相談すればいいかも整理しました。
続きを読む -
大切な人が誰かに執着していると気づいたとき、家族にできること
家族や身近な人の様子が、最近どこか違う。特定の誰かの話ばかりする、こちらが止めても聞き入れない、夜になるとそわそわと落ち着かなくなる——。 「まさか、ストーカー行為につながってしまうのでは」。そんな不安を抱えながら、どう向き合えばいいのか分からず立ちすくんでいる。そうしたご家族からのご相談が、近年増えています。 このブログでは、身近な人の行動に気づいたとき、ご家族にできることをお伝えします。 強く叱っても、突き放しても、解決は難しいものです 心配のあまり、つい「いいかげんにやめなさい」と強く責めてしまう。あるいは、関わるのが怖くて距離を置いてしまう。 どちらもごく自然な反応です。けれど残念ながら、それだけで行動がぴたりと止まることは、多くありません。 強く否定されるほど本人は追い詰められ、かえって周囲に隠れて行動するようになってしまうこともあります。大切なのは、力で抑え込むことではなく、回復に向かうきっかけを一緒に見つけることです。 本人もまた「やめたいのに、やめられない」のかもしれません 外から見ると到底理解できない行動でも、本人は止められない衝動に、誰よりも苦しんでいるケースが少なくありません。 特定の相手への執着を、「嗜癖(しへき)」として捉える専門家もいます。アルコールやギャンブルへの依存と同じように、意志の強さだけではコントロールが難しく、適切な支援によって回復に向かえる状態だと考えられています。 ですから、頭ごなしに人格を否定するのではなく、「一緒に専門家に相談してみよう」と寄り添う姿勢が、回復への大きな一歩になります。 「気づいたとき」が、回復への大切なタイミングです 行動がエスカレートしてしまう前の、まだ「もしかして」という段階で気づけたことには、大きな意味があります。 早い段階で適切な支援につながることができれば、ご本人が取り返しのつかない事態に至るのを防ぎ、相手の方を守ることにもつながります。そして、ご本人自身のこれからの人生を守ることにもなるのです。 「考えすぎかもしれない」とためらう必要はありません。違和感を覚えた今このときが、相談を始める良いタイミングです。 家族だけで抱え込むには、限界があります 大切な人のことを思うほど、「なんとか自分たちだけで解決しなければ」と背負い込んでしまいがちです。 しかし、関係が近いからこそ感情がぶつかり合い、冷静な対応が難しくなることも少なくありません。そして何より、支える側であるご家族自身が、心身ともに疲れ果ててしまっては元も子もありません。 本人を本当の意味で支えるためにも、まずはご家族が、信頼して頼れる相談先を持つことが何より大切です。
続きを読む -
「やめたいのに、やめられない」——その苦しさは意志の弱さではありません
特定の誰かのことが、一日中頭から離れない。連絡してはいけないと分かっているのに、気づけばその人の家の方へ足が向いてしまう。スマホを手に取り、メッセージを打っては消し、また打つ——。 そんな自分に戸惑い、「自分はどこかおかしいのではないか」と、誰にも言えずに一人で苦しんでいる方は、決して少なくありません。 このブログでは、その苦しさから抜け出すための「最初の一歩」について、お伝えしたいと思います。 「意志が弱いからだ」と、自分を責め続けていませんか やめようと何度も固く決意したのに、しばらくするとまた同じことを繰り返してしまう。そのたびに激しい自己嫌悪に襲われ、けれど誰にも相談できないまま、時間だけが過ぎていく。 多くの方が「これは自分の心が弱いせいだ」「だらしないからだ」と、自分自身を責め続けています。けれど、その自責の念こそが、さらに状況を苦しくしてしまうことがあるのです。 何度やめようとしても止められないという事実は、意志の力だけでは解決できない問題だというサインなのかもしれません。 繰り返してしまう行動は「嗜癖」として捉えられます 特定の相手への執着や、自分でも止められない衝動的な行動は、近年「嗜癖(しへき)」という枠組みで理解されるようになってきました。 これは、アルコールやギャンブルへの依存とよく似ています。頭では「やめなければ」と分かっていても、行動のコントロールがきかなくなってしまう。決して珍しいことではなく、そして、適切なサポートによって回復へと向かっていける状態なのです。 つまり、「自分が悪い」「自分はダメな人間だ」と一人で抱え込む必要は、まったくありません。 抱え込むほどに、悪循環は深くなっていきます 誰にも打ち明けられず、一人で何とかしようとするほど、孤独と不安はふくらんでいきます。そして、その満たされない気持ちや苦しさを紛らわせようとして、また同じ行動に戻ってしまう。 この悪循環を、自分の力だけで断ち切るのは、とても難しいことです。 本当に必要なのは、自分を責めることでも、ただ我慢することでもありません。回復への正しい道筋と、その道のりに寄り添い、一緒に歩んでくれる存在なのです。 回復した毎日を取り戻すために 衝動に振り回される毎日から抜け出し、穏やかで自分らしい生活を目指していくことはできます。 実際に、適切な支援につながったことで、特定の相手への執着から少しずつ距離を取り戻し、新しい人間関係や仕事に前向きに向き合えるようになった方もいらっしゃいます。一度のつまずきで、人生が終わるわけではありません。 大切なのは、「変わりたい」という気持ちを、行動に移すことです。完璧でなくて構いません。今日の小さな一歩が、明日のあなたを変えていきます。
続きを読む -
警察から「警告」や「禁止命令」を受けたら――これからの人生を立て直すために
※ 2025年6月1日から、刑法の改正により「懲役」と「禁錮」は「拘禁刑」に一本化されました。この記事の罰則もこれに合わせて表記しています。罰則の詳しい内容はストーカー規制法のページをご覧ください。 ある日突然、警察から連絡が来て、「警告」や「禁止命令」という言葉を告げられた。頭が真っ白になり、これからどうなるのか、不安でいっぱいかもしれません。 まずは少し落ち着いて、これからのことを一緒に考えていきましょう。今をどう過ごすかで、この先は大きく変わります。 「警告」と「禁止命令」は、どう違うのか ストーカー規制法では、つきまといなどの行為があったとき、まず警察本部長などによる「警告」が出されることがあります。 また、都道府県の公安委員会から「禁止命令」が出されることもあります(警告を経ずに出される場合もあります)。そして、この禁止命令に違反してストーカー行為をしてしまうと、2年以下の拘禁刑または200万円以下の罰金という重い罰則が科される可能性があります。決して、軽く考えてよいものではありません。 規制の範囲は、年々広がっています 2021年の法改正では、相手に無断でGPS機器を取り付けたり、位置情報を共有するアプリを本人に知らせず使って居場所を把握したりする行為も、新たに規制の対象になりました。 さらに、自宅や職場の周辺だけでなく、相手が実際にいる場所の付近で見張ったり、うろついたりする行為も含まれるようになっています。「これくらいなら大丈夫だろう」という思い込みは、もう通用しません。 ここが、人生の分かれ道です 警告や禁止命令は、たしかにつらい出来事です。けれど見方を変えれば、立ち止まるための大切なきっかけでもあります。 「もう連絡しなければ大丈夫」と自分に言い聞かせても、心の奥にある衝動や執着がそのままでは、ふとした瞬間に再発してしまう危険が残ります。本当に大切なのは、行動を止めることに加えて、その気持ちの根っこと向き合うことです。
続きを読む -
「もう一度会いたい」が止まらないとき――別れたあとの執着と向き合う方法
別れた相手のことが、どうしても頭から離れない。気づけばSNSをのぞいてしまう。「もう一度だけ話せたら」と、何度も連絡しそうになる――。そんな自分の気持ちに、戸惑いや苦しさを感じていませんか。その揺れに自分で気づけていること自体が、実はとても大切な一歩です。 「好き」と「執着」は、知らないうちに入れ替わる 最初は純粋な「好き」だったはずの気持ちが、別れをきっかけに「どうしても手放せない」という執着へと姿を変えてしまうことがあります。 自分では愛情のつもりでも、相手にとっては大きな負担や恐怖になっている。そのズレに気づきにくいのが、執着のこわいところです。「自分の気持ちを分かってほしい」という思いが強くなるほど、相手の気持ちは見えなくなっていきます。 抑えられない衝動は、意志の弱さではありません 「会いたい」「連絡したい」という衝動が抑えられないと、「自分は意志が弱い人間だ」と責めてしまう方は少なくありません。 けれど、それは性格の問題ではなく、強い不安や喪失感に心が反応している状態です。だからこそ「我慢しよう」と気持ちだけで抑え込もうとすると、かえって反動が大きくなり、ふとした瞬間に行動へ移してしまうこともあります。 行動に移してしまう前に、できること 連絡や待ち伏せといった行動は、相手を深く傷つけるだけでなく、法律に触れてしまう可能性もあります。 そうなってしまう前に、まずは相手の情報から物理的に距離を置くこと。こみ上げる気持ちを、信頼できる誰かに言葉で打ち明けること。そして、一人で抱え込まないこと。気持ちにフタをするのではなく、安全な形で吐き出せる場所を持つことが、衝動を落ち着かせる助けになります。
続きを読む -
「もうやめられた」と思ったのに――ストーカー行為の再発を防ぐために知っておきたいこと
連絡を断ち、相手の生活圏にも近づかなくなり、「自分はもう大丈夫だ」と思えるようになった。 それなのに、ある夜ふと相手のSNSを開いてしまい、気づけば何時間も画面を見つめていた――。 ストーカー行為からの回復で本当に難しいのは、「やめること」よりも「やめ続けること」です。今回は、回復の途中にいる方に向けて、再発について書きます。 「吹っ切れたはず」が崩れる瞬間 人の執着は、ある日を境にきれいに消えてなくなるものではありません。 落ち着いていた気持ちが、ふとしたきっかけでぶり返す。これは回復の途中で、ごく普通に起こることです。回復は一直線には進みません。三歩進んで二歩下がるような日々の中で、少しずつ波が小さくなっていく――それが実際の回復の姿です。 大切なのは、ぶり返した自分を「結局ダメだった」と全否定しないことです。揺り戻しの波には必ずきっかけがあり、きっかけが分かれば、事前に備えることができます。 再発の引き金は日常に潜んでいる ・眠れない夜に開いたSNSで、相手の近況が目に入ってしまった ・誕生日や記念日が近づいた、ふたりで行った場所の前を通った ・仕事の失敗や孤独感など、別のストレスが重なった ・お酒が入って、心のブレーキが緩んだ 引き金の多くは、特別な出来事ではなく日常の中にあります。しかも、心や体が疲れているときほど、引き金は強く作用します。 自分にとっての引き金を知っておくだけでも、波が来たときに「今の自分は危ない状態だ」と一歩引いて気づけるようになります。この「気づける」かどうかが、再発するかしないかの大きな分かれ目になります。 意志の力だけで耐えようとしない 再発を防ごうとするとき、多くの人は「強い気持ちで我慢する」ことを選びます。 しかし、我慢だけに頼る方法は長続きしません。意志の力は、疲れているとき、落ち込んでいるときほど弱るからです。そして衝動は、決まって心が弱った時間にやってきます。 必要なのは、意志ではなく「仕組み」です。 相手の情報が目に入らない環境を整える。危ない時間帯に連絡できる相手を決めておく。衝動が来たときに取る行動を、あらかじめ紙に書いておく。夜はスマホを寝室に持ち込まない、といった物理的な距離の工夫も有効です。 ひとつひとつは小さな工夫ですが、積み重ねることで、波をやり過ごせる確率は大きく変わります。 回復は「やめた日」がゴールではない ストーカー行為をやめた日は、ゴールではなくスタートです。 強い執着の背景には、孤独や自己否定、人に依存しやすい心の癖など、その人なりの根っこがあります。根っこに向き合わないまま行動だけを止めても、苦しさが別の形で噴き出してしまうことがあります。 逆に言えば、根っこと向き合う回復の時間は、ストーカー行為をやめるためだけの時間ではありません。これからの人生そのものを立て直す時間になります。そしてその時間は、ひとりで歩くよりも、伴走してくれる存在がいたほうが続けやすくなります。
続きを読む -
SNSを見るだけなら大丈夫?──スマホの中で進行する「気づかれない付きまとい」
「直接会いに行っていないから、自分はストーカーではない」 そう思いながら、相手のSNSを一日に何十回も確認していませんか? 画面越しの監視も、執着の症状です 元交際相手のインスタグラムを毎晩チェックする。投稿の「いいね」欄から交友関係を調べる。別アカウントを作ってまで動向を追う。位置情報や写真の背景から行動範囲を推測する──。これらは一見、誰にも迷惑をかけていない行為に思えるかもしれません。 しかし、心の中では相手への執着がむしろ強化され続けています。SNSチェックは執着の「安全な代替行動」ではなく、執着を育てる燃料なのです。 オンラインの行動は、現実の行動へ滑り落ちていく スマホの中だけで完結していた監視が、「偶然を装って会いに行く」「メッセージを送ってしまう」という現実の行動に発展するケースは決して珍しくありません。 画面越しに相手の生活を追い続けるうちに、「これだけ想っているのだから」という一方的な正当化が膨らんでいくからです。 また、SNSでの執拗な監視や接触の試みそのものが、相手に深刻な恐怖を与え、法的な問題に発展する可能性もあります。 「見ない」と決めても見てしまうのは、依存のサインです アプリを消しても、また入れ直してしまう。ブロックされたら別の手段を探してしまう。 もしそんな状態にあるなら、それは意志の問題ではなく、専門的な支援が必要な段階に来ているということです。執着という嗜癖は、自覚しにくく、一人では断ち切りにくい性質を持っています。
続きを読む -
眠れない、食べられない、動悸が止まらない――ストーカー行為が体に出すSOSサインに気づいていますか
ストーカー行為について語られるとき、その多くは心の問題として扱われます。 執着、衝動、感情のコントロール、認知の歪み。 たしかにこれらは本質的な要素ですが、実はストーカー行為を続けている方の身体には、もっと早い段階から目に見えるサインが現れていることをご存知でしょうか。 なぜ身体に症状が出るのか ストーカー行為をしている時間、心と身体は常に「相手のこと」に意識を奪われている状態にあります。 相手のSNSを何度もチェックする、相手の行動を予測する、相手からの反応を期待する。 こうした緊張状態が続くと、心身が休まらない状態になりやすいと言われます。 その結果、身体は休まる暇を失い、慢性的なストレス状態に置かれることになるのです。 見落とされやすい身体のサイン 「最近よく眠れない」 「食欲がなく、食べても味がしない」 「胸が締めつけられるような感覚がある」 「頭痛や肩こりが取れない」 「夜中に動悸で目が覚める」 これらの症状は、単なる疲れや一時的な体調不良として片付けられがちです。 しかし、強いストレスが体に表れていることもあります。不調が続くときは、医療機関に相談してください。 心が悲鳴を上げる前に、身体が先に警告を発している。 その声を聞き逃さないことが、回復への大切な入り口になります。 病院に行くことの心理的ハードル 身体の不調を感じても、精神科や心療内科の受診をためらう方は少なくありません。 「自分の本当の悩みを医師に話せるだろうか」 「ストーカー行為のことを伝えるのが怖い」 「一人で病院に行くのが不安」 こうした気持ちが受診を遠ざけ、症状を悪化させてしまうケースは珍しくないのです。 身体の不調はそのままにしておくと、生活全体の質を下げ、結果的に衝動のコントロールもさらに難しくなる悪循環を生みます。 医療機関へのおつなぎ ストーカー・リカバリー・サポートでは、必要に応じて連携している医療機関へおつなぎしています。 医師に何をどう伝えればいいのか、どこまで話すべきなのか、こうした不安も事前に一緒に整理します。 身体の症状を放置せず、必要な医療と支援を組み合わせていくことが、回復への助けになります。 体のサインを見逃さないでください 眠れない夜が続いている、食欲が落ちている、いつもどこかが痛い――もしそんな状態が続いているなら、それは心と身体の両方から発せられている回復への呼びかけかもしれません。 24時間受付の電話相談、代表との面談、連携している医療機関へのおつなぎまで、回復に向けたお手伝いをいたします。 身体からのサインを感じたら、まずはストーカー・リカバリー・サポートにお任せください。
続きを読む -
「最後にひと言だけ謝りたい」――その気持ちが新たな加害行為につながる理由
「もう一度会って、きちんと謝罪したい」 「自分が悪かったと伝えるだけでいい」 「許してもらえなくてもいいから、せめて誠意を見せたい」 ストーカー行為をやめようと決意した方の多くが、ある時期にこうした気持ちに揺れます。 一見すると、これは反省の表れであり、誠実な感情に見えるかもしれません。 しかし実は、この「謝りたい」という気持ちこそが、新たな接触の引き金となり、回復のプロセスを大きく後退させてしまう要因になるのです。 謝罪欲求の正体は「自分を楽にしたい」という気持ち 冷静に分解してみると、相手に直接謝りたいという衝動の根っこには、相手のためというより「自分が抱えている罪悪感から早く解放されたい」という感情が潜んでいることが少なくありません。 謝罪して、相手の表情を見て、何かしらの反応をもらえれば、自分の中の苦しさは確かに軽くなります。 しかしその行為は、ようやく日常を取り戻し始めた相手にとっては、突然過去の傷を再び開けられる出来事になります。 謝罪の言葉が、相手を再び恐怖の渦に引き戻してしまうのです。 「もう一度だけ」が最も危険な言葉 回復の現場でよく聞かれるのが、「最後にもう一度だけ」というフレーズです。 最後にひと目だけ会いたい。 最後にひと言だけ伝えたい。 最後にこれだけは渡したい。 ところが、この「最後」が本当に最後にならないことは少なくありません。 一度の接触が新たな感情の波を呼び、また連絡したくなる気持ちが湧き、結果として行動が再発してしまう。 「もう一度」という言葉が頭に浮かんだときこそ、自分一人で判断せず、誰かに話すべきタイミングなのです。 罪悪感は抱え続けていい、ただし行動には変えない 謝罪したい気持ちを完全に消す必要はありません。 その感情があるということは、自分が相手を傷つけたという事実をきちんと認識できている証拠でもあります。 大切なのは、その罪悪感を「相手への接触」という形ではなく、「二度と繰り返さない自分を作る」という方向にエネルギーとして向けることです。 謝罪を伝えるのではなく、自分自身の生き方で償う。 これが本当の意味での反省であり、回復への道筋になります。 一人で判断しないでください 「謝りたい」という気持ちが強くなったとき、ぜひ一度立ち止まって相談してほしいのです。 代表との面談では、あなたの気持ちを一緒に丁寧に整理します。 謝罪したい気持ちを否定せず、しかし行動に変えないための具体的な道筋を、一緒に考えていきましょう。 「もう一度だけ」と思った瞬間こそ、ストーカー・リカバリー・サポートにお任せください。
続きを読む -
別れた直後の数週間が一番危ない──「心の空白期間」と上手に向き合うために
恋愛関係や夫婦関係が終わったあと、数日から数週間にかけて、自分でも信じられないほど強い感情の波に襲われることがあります。 一人になった時間が急に長く感じられたり、相手のSNSが頭から離れなくなったり、夜中に何度もスマートフォンを手に取ってしまったり。そうした行動の裏側には、関係を失ったことによる「心の空白」があります。 この空白は、ただの寂しさではありません。今まで日常の中心にあった存在が突然なくなることで、自分自身の輪郭まで揺らいでしまうような感覚に近いものです。だからこそ、別れたあとの数週間というのは、本人が自覚している以上に不安定な時間になりやすいのです。 「会いたい」「もう一度話したい」が止まらなくなる仕組み 人は喪失を埋めようとするとき、無意識に「もう一度関係を取り戻したい」と動いてしまう傾向があります。それは未練でもあり、執着でもあり、ときには「相手を取り戻すことでしか自分を立て直せない」という錯覚にもなります。 頭では「もう連絡してはいけない」と分かっていても、手が勝手にメッセージを打ってしまったり、相手の生活圏を通り過ぎてしまったり。これは本人の意志が弱いからではなく、強い喪失感に心が追いついていない状態だと考えられています。 だからこそ、この時期に一人で抱え込むのはとても危険です。 この時期にこそ必要なのは「我慢」ではなく「繋がる場所」 別れた直後に「とにかく我慢しなきゃ」「次に動いたら本当に取り返しがつかない」と自分を追い込むほど、不思議と衝動は強くなっていきます。なぜなら、感情を押さえつけているだけで、向き合えていないからです。 このタイミングで本当に必要なのは、自分の気持ちを安心して話せる場所と、客観的に状況を見てくれる第三者の存在です。家族や友人にも話せないことだからこそ、専門のサポートが大きな意味を持ちます。
続きを読む
Contact
読むより先に、話しても構いません
記事にしていないことのほうが多いです。いま抱えていることを、そのまま聞かせてください。
24時間受付電話・メールとも24時間受け付けています。
身の危険が差し迫っているときは、まず110番に通報してください。
この電話番号とお問い合わせフォームはご相談専用です。営業・勧誘のご連絡はお断りしています。
あわせてお読みください
- 被害者の方へ ストーカー被害者支援 ストーカー被害のご相談を24時間受付。被害者対応50件以上。顧問弁護士・連携している医療機関へのおつなぎ、警察への同行まで。加害者への対応が必要な場合は、弁護士を通して行います。元ストーカー加害者である代表がご相談をお受けします。全国対応。
- 加害者の方へ ストーカー加害者更生支援 ストーカー行為をやめられない本人とご家族のご相談を24時間受付。元加害者の代表による1対1の面談、オンラインの更生プログラム、位置情報システムによる見守り、医療機関との連携。警告・禁止命令を受けた方も対象です。
- ストーカー規制法 ストーカー規制法とは ストーカー規制法(平成12年法律第81号)を条文で確認できます。つきまとい等の8類型、位置情報無承諾取得等、「反復して」の意味、警察の警告・禁止命令等の流れ、拘禁刑を含む罰則まで。出典はe-Gov法令検索の正文です。
- 被害に遭ったら ストーカー被害に遭ったら、まずこれだけは ストーカー被害に遭ったとき、何より先にやることは「二度と連絡しないでください」と明確に拒絶を伝えること。突然の着信拒否・ブロックや、二人だけで会うこと——かえって危険を大きくする行動と、そのあとの動き方を、被害者対応の実際から説明します。
- よくあるご質問 ストーカー相談のよくあるご質問 ストーカーのご相談で実際に多いご質問にお答えします。加害者ご本人・ご家族から、被害を受けている方から、そしてご相談全般(費用、分割、秘密は守られるか、受付時間、遠方でも対応できるか)について。判断がつかない段階のご相談も承ります。
- 代表について 代表 守屋秀勝/団体について 約20年にわたり6件のストーカー行為を繰り返した元加害者・守屋秀勝が、依存症専門病院での入院と選択理論心理学・アドラー心理学による脱却を経て立ち上げた任意団体。代表挨拶、プロフィール、著書、団体情報。