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大切な人が誰かに執着していると気づいたとき、家族にできること

執筆:ストーカー・リカバリー・サポート

家族や身近な人の様子が、最近どこか違う。特定の誰かの話ばかりする、こちらが止めても聞き入れない、夜になるとそわそわと落ち着かなくなる——。
「まさか、ストーカー行為につながってしまうのでは」。そんな不安を抱えながら、どう向き合えばいいのか分からず立ちすくんでいる。そうしたご家族からのご相談が、近年増えています。
このブログでは、身近な人の行動に気づいたとき、ご家族にできることをお伝えします。

ストーカー
  • 強く叱っても、突き放しても、解決は難しいものです
    心配のあまり、つい「いいかげんにやめなさい」と強く責めてしまう。あるいは、関わるのが怖くて距離を置いてしまう。
    どちらもごく自然な反応です。けれど残念ながら、それだけで行動がぴたりと止まることは、多くありません。
    強く否定されるほど本人は追い詰められ、かえって周囲に隠れて行動するようになってしまうこともあります。大切なのは、力で抑え込むことではなく、回復に向かうきっかけを一緒に見つけることです。
  • 本人もまた「やめたいのに、やめられない」のかもしれません
    外から見ると到底理解できない行動でも、本人は止められない衝動に、誰よりも苦しんでいるケースが少なくありません。
    特定の相手への執着を、「嗜癖(しへき)」として捉える専門家もいます。アルコールやギャンブルへの依存と同じように、意志の強さだけではコントロールが難しく、適切な支援によって回復に向かえる状態だと考えられています。
    ですから、頭ごなしに人格を否定するのではなく、「一緒に専門家に相談してみよう」と寄り添う姿勢が、回復への大きな一歩になります。
  • 「気づいたとき」が、回復への大切なタイミングです
    行動がエスカレートしてしまう前の、まだ「もしかして」という段階で気づけたことには、大きな意味があります。
    早い段階で適切な支援につながることができれば、ご本人が取り返しのつかない事態に至るのを防ぎ、相手の方を守ることにもつながります。そして、ご本人自身のこれからの人生を守ることにもなるのです。
    「考えすぎかもしれない」とためらう必要はありません。違和感を覚えた今このときが、相談を始める良いタイミングです。
  • 家族だけで抱え込むには、限界があります
    大切な人のことを思うほど、「なんとか自分たちだけで解決しなければ」と背負い込んでしまいがちです。

    しかし、関係が近いからこそ感情がぶつかり合い、冷静な対応が難しくなることも少なくありません。そして何より、支える側であるご家族自身が、心身ともに疲れ果ててしまっては元も子もありません。
    本人を本当の意味で支えるためにも、まずはご家族が、信頼して頼れる相談先を持つことが何より大切です。

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