身の危険を感じたらシークレット引っ越しも視野に

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー被害を少しでも軽減させるために、被害者への寄り添いと加害者へのストーカー治療に全力を注いでいます。しかしストーカーから更生ができず、被害者への付きまといを続けてしまう人が一定数いるのも事実です。

実際に相談が寄せられる件数以上に、ストーカーは身近にあるものだと思っています。

そこで執拗なストーカーに対する手段として「引っ越し」という選択肢もありますので、今回はシークレット引っ越し、というものを紹介させていただきます。

ストーカー被害を受けて自分が引っ越すなんて!

ストーカー被害を受けているのは自分なのに、これまで住み慣れた町を離れなければならない引っ越しを選択される方もいます。

なぜ自分が被害者なのに、こっちが引っ越しまでしなければいけないんだ。と憤慨される方もいるでしょう。

しかし加害者のストーカー行為に命の危険を感じたときは、ひとまず身の安全を確保するために非常な有効な手段であることはいうまでもありません。(ストーカー被害に遭ったらすぐさま引っ越しを推奨するものではありません)

もちろんストーカーから身を守るためのファーストステップではありませんが、どうしても危険が差し迫っている場合には引っ越しをせねばならない場合もあります。

シークレット引っ越しとは一体?

引っ越しをする人にも事情は様々です。

例えば結婚や転勤などライフスタイルに起因するものもあれば、いわゆるワケありと呼ばれるDVや夜逃げなどの引っ越しまで。その中にストーカー加害者から身を隠す引っ越しも含まれます。

このシークレット引っ越しとは、まず時間指定ができることが特徴です。夜中から明け方、はたまた昼間にも24時間対応で希望した時間で配達や荷物の運びだしなどをやってくれるのが特徴です。

さらに一部業者では引っ越し会社を知られないために、会社のロゴなどが入っていないトラックを利用するなど、情報漏洩に関してかなり配慮して引っ越し作業を行ってくれます。

ストーカー加害者に立ち向かうのも大切だが身を隠すのも大切

これまでのストーカー事件を思い出してみてください。警察から接近禁止命令を出したいるにも関わらず何かしらの方法で近づき事件が起きています。

中には家に侵入までして隠れて待っていたケースもありました。ストーカーの段階が進んでくるとあらゆる手段を用いて住所や職場、学校などを特定してきます。

  • そこで住所が特定されていたとしたら?
  • もしストーカーがなりふり構わぬ暴挙に出たら?

ケースによっては未然に防ぐのが難しい場合も出てきます。

ストーカー被害に遭いながらも、引っ越しまでさせられるのは非常に癪に障ることだとは思いますが、一時的に身を隠すのも手段の1つだと頭の片隅に置いていただけたらと思います。

ストーカーの段階に応じて、対策を取る手段が変わります。いよいよ身の危険が差し迫ってきたら、こうしたシークレット引っ越しを利用してみるのも良いでしょう。

そのタイミングや現在のストーカー被害の状況と照らし合わせて、いろいろなご相談も親身になって寄り添いをさせていただきます。