ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
巷で耳にする多くの凶悪なストーカー事件は、何も最初からストーカー被害者に危害を加えるような人物であったわけではありません。最初はストーカーの中でも危険性の比較的低い段階。
そこから少しずつ凶悪化してきて、悲惨な事件へと発展してしまうのです。
よくある別れ話を例にとって、ストーカーの段階とその言動について見ていきたいと思います。
よくある男女の別れ話からストーカーになることがある
よくある男女の別れ話。
ストーカーとなってしまう資質を持ち合わせてしまっていると、少しずつストーカーの行動が表れてくるようになります。
例えばお付き合いしているときには気にも留めていなかったことや、「ちょっとヘンな人だな」と感じていたことがストーカー行為につながっていると、後から分かるケースもあるんです。
ストーカーの段階1:リスク
ストーカーの最初の段階は「リスク」と呼ばれるもの。
被害者に直接危害を加える、とかそういうわけではないんですが、ここで対処法を間違えてしまうとさらに上の段階へステップアップしてしまう場合があるので注意しましょう。
別れ話の後で、自分はすっぱり別れたつもりでいてもしつこく「話を聞いて欲しい」「別れたくない」と追いすがってくるような行動が特徴的です。
ストーカーの段階2:ポイズン
ストーカーの「リスク」からさらに進むと「ポイズン」と言う段階へ移行していきます。
これはストーカー被害者に直接”毒”となることを表しています。
ストーカー被害者への「好意」が「悪意」に変わっていく段階です。ストーカー加害者がこんなに思っているのに…とか好意を無下にされた、と感じるとその見返りを要求し始めるのです。
「こんなに尽くしてやったのに責任を取れ!」とか「会わないと死んでやる」といった脅迫めいた言動が出てくるようになると危険なサイン。
リスクからポイズンへとストーカーが変わったと見るべきです。
ストーカーの段階3:デンジャー
ストーカーが明確な殺意や悪意を持ってしまった状態を「デンジャー」と呼んでいます。
「殺す!」などと言う言葉も出てくるようになりますし、リベンジポルノ、家に勝手に侵入するなどが挙げられます。
これらのワードを聞いて詳しい方は思い出すかもしれませんが三鷹ストーカー殺人事件がまさにこれでした。元恋人のポルノ写真をばらまき、ストーカー行為を繰り返す。
そして最後は被害者の自宅に不法侵入、その後殺害するという当時ニュースなどでも大きく取り上げられた事件です。
リベンジポルノと言う言葉もここから生まれました。
このデンジャーという段階にストーカーがなってしまうと、いつこのような危険な状態が起こってもおかしくないと言えます。
※デンジャーとなったストーカーの対処方法準備中
ストーカーを受けていたら相手の言動を注意深く観察しよう
このストーカーの段階となる指標はあくまで指標です。そのためリスクだから大丈夫、というものではありませんのでご注意ください。
少しでも早めに手を打つことが、ストーカー被害を最小限に抑えるポイントでもあるんです。
ストーカーの段階別の対策、また逆にやってはいけないことなどもリンク先のページでまとめてお伝えしていますので、ぜひご確認いただけたらと思います。(現在準備中、しばらくお待ちください)