ポイズンとなってしまったストーカーへの対処方法

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカーには段階があり、初期のリスク、中度のポイズン、重度のデンジャー。それぞれに対応方法や自衛手段が変わってきます。

ストーカーの段階と言動を確認しておこう

リスクの内に止められず、ポイズンになってしまったストーカーへの対処方法や注意事項をチェックしていきましょう。

ポイズンとなったストーカーの言動

リスクのストーカーは会いたい、というような言動が中心でした。しかしそこで段階が上がりポイズンのストーカーになると、少しキツイ言い方や責めるような内容のメッセージが届くようになります。

「散々遊んでおいて責任を取れ!」

「~~~をやってくれるって言ったじゃないか!約束を守れ!」

「もう死ぬから」

という言動が出てくるのが特徴です。

このようなメールやメッセージを受けたら、恐怖を覚えてしまうでしょう。

ポイズンのストーカーへの対応ややっておくべきこと

こうなってしまうと実害が出てしまう可能性も高く、警察やストーカー対策の専門家などを間に入れるようにしてください。日常生活もしつこいメールや電話、付きまといに加えて、厳しくあなたを批判するような内容の言動に心が疲弊してきてしまっているはずです。

こうなると自分自身でもなかなか冷静な対処はできませんし、ストーカーを目の前にしてしまうとパニックを起こしてしまう可能性も高くなります。強い恐怖を感じるので自分ひとりで対処しようとしてはいけません。

まずここまできたら迷わず警察へストーカーの相談をして、ストーカー規制法に基づく「警告」を出してもらいましょう。

このときどんなストーカー行為を受けているのか、記録を取っておくと警察への相談が非常にスムーズに進んでいきます。日頃からストーカーをされた記録や、届いているメッセージなどをまとめて確認できるようにしておきましょう。

また警察へ行くとなると、大ごとになってしまった気がして上手く内容を伝えられないこともあります。そのようなときストーカーリカバリーサポートではお話を伺って、警察への同行もしています。

ポイズンのストーカーにやってはいけない行動と言動

繰り返しくる連絡や暴言に対して、絶対に一人で会いに行ってはいけません。

ストーカーも「会いに来てくれた」という思考ですし、こちらも拒否しているのに苦しめてくる存在として見ています。お互いの心の中が全くかみ合っていない状況なんです。

そうなると話し合いが始まっても、一切話が通用しないのです。そうなるといずれ怒りや恐怖が湧き上がってくるでしょう。ストーカー問題を解決なんてとてもできるような状態ではありません。

プレゼント品を送り返す、完全に連絡先を絶つ、などの行動も、さらなるストーカーの段階を進行させるトリガーになる可能性もありますので、慎重に行う必要が出てきます。

自分ひとりの判断ではこうした行動は行わず、必ず専門家の指導を受けてください。

もちろんストーカーリカバリーサポートでもこうした相談をお電話でも受け付けています。

ストーカー問題の解決に素人の介入は危険

ポイズンの状態になってしまうと、ストーカー問題を素人が介入して解決に向かうケースは稀です。むしろ逆にさらに事態を悪化させてしまう可能性が高くなります。

やはり親しい友人などには相談しやすいので、ついつい頼ってしまいがちです。それによって動いた結果、悲惨な事件へとつながってしまう可能性もゼロではありません。

私どものようなストーカー対策を専門としている機関と、警察とが連携して解決していくべきなんです。ストーカーに悩む被害者の方のよりどころとなれたら幸いです。