不倫からストーカー問題へと発展するケース

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

俳優と女優の不倫問題が取りざたされていますが、これは何も芸能人に限った話しではありません。

それはストーカーの被害者、加害者が過去に不倫関係にあったケースも少なからず存在しています。

不倫問題について、私はどうこう言える立場ではありません。しかし不倫からストーカー問題へ発展してしまう可能性があるのは事実。例を見ていきたいと思います。

不倫関係は身近に転がっている

不倫と聞くとなかなか遠い存在と言いますか、あまり身近なものではないと感じている方が多いでしょう。

しかしことストーカー事件に関しては、こうした不倫関係にある男女の間でトラブルになってしまうケースも少なくありません。

それはどちらか片方から、一方的に理不尽な別れを告げられるなどがきっかけになります。

やはり関係を続けたいがために、その場しのぎの嘘をつき、ズルズルと関係が続いてしまっている。こんな人もいるでしょう。夫や妻と別れる気もないのに「いつか別れるから・・・」と。

転機が訪れたとき簡単に捨てようとする

出会いも別れも、何かしら転機のようなものがあります。

例えば単身赴任だったり、新年度の異動だったり。これまで不倫関係を続けていて簡単に会えていたのが、なかなか難しくなる時期が訪れます。

すると「もう会えなくなるし、別れよう」とあっさり関係を捨てようとしたらどうなるでしょうか。

 

「なんで?ずっと一緒って言ったのに」

「別れて一緒になってくれるって言ったじゃない」

 

こう思うのです。

すると気持ちの整理が追いつかなかったり、あんなに尽くしたのに簡単に捨てようとしやがって!と「好き」という感情のバランスが崩れ始めます。

可愛さ余って憎さ百倍

どうでもいい人に裏切られても、なんとも感じません。ですが本当に好きな人に裏切られたときショックや失望から、その気持が一気に反転することがあります。

不倫で「好きだったのに捨てられた」という感情から、憎いという感情に変わってしまいます。

すると「謝罪しろ!」「捨てるなんて卑怯だ!」「こんな目に遭わせておいてひどすぎる!」と、一転攻撃対象へとなってしまう可能性が高まります。

多くは女性が被害者からストーカー加害者へとなる

不倫関係からストーカーになってしまうのは、女性が多いように感じています。それは男性側からの身勝手な別れだったり、性行為の強要など色々な要因があるのでしょう。

不倫関係とはいえ心を許した女性は、あっさり捨てられるという仕打ちに対して復讐心というか、怒りを感じてしまうのです。

ここで言う「女性が被害者」というのは、男性からの身勝手な行動や言動による被害者です。中には男性の歪んだ性の価値観に付き合わされて、傷ついてしまう女性もたくさんいます。

こうした被害を受けていながらも、あっさりと捨てられてしまうとストーカー加害者になりやすいのかもしれません。

事情があってもストーカーはダメ

色々な話しを耳にすると、同情の余地があるストーカー加害者もいます。しかし実際に迷惑をかけており、ストーカーとして警察から注意などを受けている方もいます。

そこにどんな事情があろうともストーカー行為は認められません。

もしストーカー加害者となってしまったら

もしこのページを訪れている方がストーカー加害者になっていたら、ぜひもう一度考えて見てほしいのです。

自分の時間を削り、相手のことで頭が一杯で仕事も手につかない。

時間もお金も、職場さえも失うかもしれません。そして警察から警告を受けたり、逮捕されたりすることすらあるかもしれません。

いまあなたが想っている相手は、あなたの人生をかけてまで追いかけなければいけませんか?

全てを捨てて、その方に尽くさねばなりませんか?

ニュースを見ると猟奇的に見えるが加害者は・・・

よくストーカーのニュースを見かけるたびに

「殺す!」

「出てこい!」

などと非常に攻撃的な言葉が並ぶのを見かけます。猟奇的にすら写りますよね。しかし元をたどれば不倫相手や交際相手から、無理難題を押し付けられたり、金銭の問題が絡んでいたりしているのかもしれません。

加害者に見える人が、実はもとを辿れば被害者だった可能性もあります。

不倫で始まるつきまとい 納得できなければ

不倫関係が元で始まってしまうストーカーがあります。もし相手の対応に納得できず、ストーカー行為を起こしている、または起こしてしまいそうになっている場合、自分では冷静になりきれません。

そんなときは第三者が間に入るのが一番です。ストーカー行為を行ってしまっている以上、何か納得のできない、理不尽に感じている、という感情がどこかにあるはずです。

逆に不倫が元でストーカーを受けている被害者の方。一方的に連絡を断つなどの対策は逆効果かもしれません。後ろめたい部分があるからこそ、相談できずにズルズルと被害を受け続ける方もいます。

被害者も加害者も、後戻りができなくなる状態になる前にぜひご連絡を。