ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
実感している人も多いと思いますが、日本人は相手に頼まれたことを断るのが苦手な方も少なくありません。
そして実直な国民性から、つい相手を傷つけないようにという心理が働きやすいのも事実。そのためストーカー被害に遭ったとしても、いつもの癖なのか、はっきりと断りを入れずのらりくらりとかわしていくような対応をする人もいます。
日常生活においてかなり精神的にも肉体的にも追い詰められてしまうストーカー行為。これを辞めて欲しいときにはどう断るのが正しいのか見ていきましょう。
断られ方で今後の期待が変わる
ストーカーという生き物は「どうにかしてあなたと接点を持ちたい」と考えている人ばかりです。
そこでストーカーから毎日何百件ものラインが届いてしまうようなケースを見ていきましょう。どう断られたかによってストーカーの考え方が変わります。
●「今忙しいからまた今度にしてね」
●「毎日何百件もラインをされて夜も眠れないからやめてください」
あなたはどっちの断り方をしますか?
実はけっこうな確率で「また今度にしてね」というような断り方を選ぶ人が多いんです。さてこの言葉なのですが、普通の感覚をお持ちの方ならばおそらく分かると思います。
何度も何度も「また今度」と引き延ばされていることの本当の意味は、避けられているんですよね。だからそれを察して通常の感覚をお持ちの方は引き下がります。
でもストーカーは違います。
「あ、今は忙しいから無理なのか。じゃ、忙しくなくなれば返信をしてもらえるんだ。」
と勘違い。ストーカー被害に遭っている方が気付いて欲しい、と願ってもそれは通用しません。
ストーカーを断るのに「理由」は必要なのか?
ストーカー行為を受けてものすごく迷惑をしている貴方。
でも社会人の悲しい性(さが)なのか、断るための理由を探していませんか?
ストーカー行為を断るのに理由は必要ありません。ストーカー行為を迷惑に思っている、付きまとわれて困っている、ラインがたくさんきて本当に嫌だ。たったこれだけの理由で十分なんです。
ストーカーの正しい断り方は?溜め込んで爆発はNG!
ストーカーの正しい断り方のコツは、
- はっきりストーカー行為を辞めるように伝える
- それについて理由は必要ない
たったこれだけです。
逆にやってはいけない断り方が、
- また今度ね、と返事を引き延ばす
- 仕事や友人関係、家庭環境を理由に「忙しい」と断る
引き延ばせば問題を先送りにしているだけですし、仕事や友人関係、家庭を理由に忙しいと伝えればストーカー自身がその忙しさからあなたを救い出そう、というトンデモ理論に発展してしまいます。
また大量に来るラインなどに我慢して我慢して耐えている方もいるかもしれません。我慢できる量には個人差がありますが、それはいつか爆発するときがきます。
優しくこれまで応対していたのにも関わらず、ある時突然プッツン。暴言や強い拒否の姿勢を突如あらわにして、爆発してしまうとどうなるのでしょうか。
ストーカーにとっては青天の霹靂。なんでこうなったのか理由がまるで分らないんですよね。
一番悪いケースでは、突然強い拒否をされて好意が憎悪に変わってしまうパターンです。こうなると身の危険を感じるストーカーにレベルアップしてしまうこともありますので、やはり溜め込んで爆発、というのは自分にとっても良くありません。
ストーカーの断り方は簡潔に、でもハッキリと
大量のラインが押し寄せてくるような場合、貴方が嫌だという姿勢を見せればこれも立派なストーカーです。
断り方は簡潔に、でもハッキリと断るようにしましょう。
ストーカーを断るために「魔法の言葉」は存在しないんです。
相手にされていること、それに対して自分がどう思っているのか、ストーカーとの関係をどうしたいのか。を伝えてください。
例えば
- 大量にラインをされては困る
- それが原因で夜も眠れないし、恐怖を感じている
- あなたに対して好意はない、二度と連絡はしないでもらいたい
このような感じです。
さて、ここでハッキリと断ったのにも関わらず、ストーカー行為がひどくなってきた場合は、警察や専門家に相談をお願いします。
今度の対策について手を打った方が良い場合もあるからです。最初から警察へ行くのがためらわれる場合には、ストーカーリカバリーサポートでもご相談を受け付けております。
お気軽にご連絡ください。