ストーカーを強く拒否しても意味がないとき

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカーの被害に遭ったら、必ずはっきりとストーカーをやめて欲しいという意思表示をしなければいけない、とこちらのブログでも散々お伝えしています。

ストーカーをやめて欲しい!と強く拒否をしたらストーカーはどう思うのか。また拒否をしても「意味がないとき」もあります。

これは一体どういうことなのか解説していきましょう。

ストーカー行為を拒絶しなければいけない理由

ストーカー行為を拒否、拒絶しなければいけないとお伝えしているとおり、ご自身の意思表示をするのは非常に大切です。

しかし意思表示をしたからと言って、ストーカー行為の抑止になるかと言われれば、必ずしもそうだとは限りません。

拒否しても拒否しても続くストーカー行為に悩まされている被害者の方も多いことと思います。

ではなぜストーカー行為を拒絶するのが大切なのか。それはつきまとい行為などに対して、自身の意思を明確にしておいた方がストーカー行為を受けている、と警察への相談もしやすいからです。

自分を守るために意思表示はきちんとしておこう、ということなんですね。

ストーカーを拒絶したときストーカーは何を思う?

ストーカー行為がエスカレートすると、ストーカーと直接顔を合わせてしまうケースもあります。

そんなときおそらく冷静でいられる被害者は少ないと思います。とっさにキツい言葉を浴びせたり、「二度と顔を見せるな!」など、強い口調で罵ってしまう場合もあるでしょう。

例えば被害者が加害者に対して、そのような言葉を投げつけた場合、ストーカー加害者はどう思うのでしょうか。

普通に考えれば好意を寄せている人からそんな言葉を投げられたら、ひどくショックを受けてしばらく立ち直れない、と思うでしょう。でも長く拒否されて、追っても追っても相手にしてもらえないストーカー加害者からするとちょっと違うんです。

拒否や暴言すらご褒美になってしまうんです。

相手をしてくれることに喜びにも似た感情を持つ

ストーカーとて人間ですから、言われていることは理解できます。しかし根本的に頭の底の方では、そんなひどいことをする人間じゃないんだから、話をすればわかる。という考え方があります。

自分を知ってさえくれれば、きっとあなたも好きになってくれるはずだ。と根拠のない曲解した自信のようなものがあるんです。

避けられ続けてようやく顔を見られた。ようやく声を聞けた。

しかも自分のアクションに対してリアクションを返してくれている。

もうそれだけで嬉しいというか。拒否をされて暴言を浴びせられても、そういう気持ちになるのはおかしいのですが、そうなってしまっているストーカーもいます。

ストーカー対策は警察と専門家へ早めの相談が吉となる

このようにストーカーが押しかけてきたとき、あなたは警察への相談などをしているでしょうか。

すでに警察などに相談をされていたり、ストーカーに対して警告が出されているようならば、すぐさま警察に通報してください。

逆に警察に相談をされていない方。事を荒立てたくないと、警察などには相談せず、友人などの内内で処理をしようとする人もいますよね。

ストーカー加害者が被害者に対して『好意」を寄せている間はまだ救いがあるかもしれません。しかし、エスカレートすると「好意」が「憎しみ」に変わります。

かわいさ余って憎さ100倍、という言葉があるように、「殺してでも自分のものにしたい」「こんなに想っているのに相手もしてくれないなんて死んで当然」などと、過激な考え方に変わっていく可能性もあります。

一番はストーカーの治療、改善なんですが、即効性があるのは警察からの警告やエスカレートしてきたときには逮捕などです。

警察への相談をしても状況などから「見回りを強化しておきますね」程度で終わってしまう可能性もゼロではありません。

こうしたときには、我々のようなストーカー対策の専門家がアドバイスや相談などもさせていただきます。

一番は身の安全の確保。

どうか危険な目に遭う前に、ストーカー対策の相談をお待ちしております。