ストーカーの被害者と加害者、それぞれに違った治療が必要

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー被害者や加害者、またはその関係者様と色々お話を重ねていく中でストーカー被害者様を加害者から守ることが最優先です。

これは当たり前なのですが、ストーカー加害者への対応が軽く考えられているケースが目につきます。

ストーカー事件で大々的にニュースになっても、皆さんがニュースなどで知るのはストーカー加害者が逮捕されるまで。

ストーカー加害者は逮捕されてそこで”終わり”ではないのです。被害者も加害者も、それぞれ違った治療をしていかなければ、本当に事件が終わったとは言えないのです。

ストーカー被害者は、加害者を逮捕しても平穏な日常に戻れない

ストーカー被害者は、日々続くストーキング行為に夜も眠れない日の連続。

また異常に神経質になってしまったり、精神的に参ってしまったりするケースもあります。

そこで例えば加害者を逮捕しても、長期間に渡り染み付いてしまった恐怖を、そう簡単に取り除けるわけではありません。

わずかな物音にも過敏に反応してしまう、電話やLINEが怖くて仕方がない。こうした症状が加害者逮捕後も続いてしまうのは当然です。

ストーカー事件などで大々的にニュースになり、加害者が逮捕されれば、ニュースなどでも「逮捕」という区切りがつくため関心は一気に薄れていきます。

しかしストーカー被害者の本当の戦いはこれからが正念場。加害者を逮捕して、そこからまたストーカー行為が始まる前の生活に戻るのは容易ではありません。

ストーカー被害者の心のケアが最優先

こうしたストーカー事件が起きてしまった場合、ストーカー被害者の心のケアが最優先です。

カウンセリングを通じて心のケアをし、職場復帰や周囲の環境を整えるなど、様々なミッションが待ち受けています。

そこでストーカー被害者が元の生活に戻れたとしても、実は被害者は大きな心配の種を抱え込んでしまっています。

それは逮捕された加害者の出所後。

「またアイツが現れたらどうしよう」

こうした心配事がある以上、被害者は真に安心した生活に戻ることはできません。また回復するまでの道のりにも、多くの時間やカウンセリングなどのケアを必要とします。

テレビなどで皆さんがご覧になる以上に、ストーカー被害者の心は蝕まれています。

ストーカー加害者の治療にももっと力を入れるべき

ストーカー被害者のケアは十分に行政の力などをもっと入れるべきではないかと、長年のストーカー行為に関するご相談から感じています。

しかしもう1つ力を入れて取り組みたい問題があります。

それはストーカー加害者の治療です。

加害者は逮捕されて出所してから、また日常の生活に戻ります。ストーカー加害者に対しては平成16年度から治療やカウンセリングを促すように取り組みがなされています。

ただ決して十分とは言えない数字なのです。

「自分がストーカー行為をしている」と加害者本人が自覚して、自分の行動を抑えないことにはストーカー問題の真の解決には至りません。

そのためにはストーカー加害者自身だけでなく、力を貸してくれる専門家の力が必要なのです。

暴徒化したストーカーは第三者の介入が必須となる

まだ事件にまで至っていないストーカーの案件でも、行動がエスカレートして話が通じなくなってしまっている状況の加害者がいるでしょう。

「なんで思い通りにならないんだ」
「こんなに心配しているのに」
「自分の方があなたにはふさわしい」

周囲から、また被害者から何を言われても、こうした思いを曲げられません。

こうなってしまえばいつ暴徒化して、危害を加えるようになるかわかりません。ニュースなどで取り上げられるのは、このように加害者が暴徒化してしまったときなのです。

しかしこれでは遅すぎるのです。こうなる前にストーカー加害者を止めるしか、被害を防ぐ方法はないのです。

こうした状況では第三者の介入が必要になります。しかもストーカー加害者の心理がわかる、専門家の手によって対策を講じるべきなのです。

友人や会社、その他の第三者に助けを求めた結果、逆に加害者のストーキング行為を暴走させてしまう可能性すら捨てきれません。

ストーカー加害者にも救いの手を

元々ストーカーリカバリーサポートは、ストーカー加害者や関係者のケアをするために設立された機関です。

恥ずかしながら私自身が、元ストーカー加害者であることはホームページにもご紹介させていただいています。

元ストーカー加害者だからこそ、ストーカーの心理が手に取るようにわかります。ストーカーは自分一人の力で立ち直るのは非常に難しいのです。

ストーカー加害者は「ストーカー」だと自分自身で気付いていません。それを更生させようというのですから余計に一筋縄ではいかないものです。

しかしストーカー加害者を治療して更生させていかなければ、また同じことを繰り返してしまう可能性は否定できません。

人に危害を加えているという観点では、ストーカー加害者が悪い!というご意見もたくさんいただきます。でも加害者でも治療を受けて更生させていかなければ、ストーカー事件の本当の解決にはならないのです。

もし友人や知り合いがストーカー加害者になっているかもしれない、と感じている方。

ストーカーリカバリーサポートの守屋までぜひご連絡を。まだストーカー行為が種や小さな芽である内に対処すれば、大きな事件への発展は防ぐことができます。

被害者と加害者を同列で見てはいけないのは重々承知しておりますが、加害者にも治療の手を差し伸べてあげられるように、助力させていただきたいと常々感じております。

お気軽にストーカーリカバリーサポートまでご連絡、ご相談をお願いします。あなたの身近な人がストーカーの被害者や加害者にならないために。