ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
今回はストーカーになりやすい人の特徴についてお話してみようと思います。
ごくごく一般論で、全てがこれに当てはまるわけではないのですが、ある程度の傾向としてとらえていただければと思います。
お付き合いを始めたときや、友人の間に接しているとき、ふと感じた違和感がこのストーカーになりやすい人の特徴に当てはまっていた、という経験がある人もいるのではないでしょうか。
依存体質の人はストーカーになりやすい
何事に対しても依存体質の人はストーカーになりやすいと言えます。
ストーカー事件に発展してしまうケースとして、過去に恋人関係や夫婦関係にあった方でトラブルとなっているケースも少なくありません。
ストーカー被害者となる人に完全に依存してしまい、「被害者無しでは生きられない」「その人のことしか考えられない」という状態に陥りやすいのが依存体質の人です。
十分な愛情を与えられず育ってきた人
子どもの頃の生育環境は大人になってからの性格に強く影響してきます。子供の頃に愛情を受けられず育ってしまった人は、人との接し方にやや難があるケースが多々見られます。
ちょっとしたやさしさを「運命の人」と大げさに受け止めてしまったり、一目ぼれを「愛し合っている」と思い込んでしまったり、ストーカーの加害者へと発展しやすい要因を持ってしまう可能性が高まります。
ここで勘違いして欲しくないのが、シングルマザーだから、とか施設育ちだから、という偏見は一切捨ててください。長くなるので全ての説明ができませんが、両親がおらず施設育ちの方でも、施設の方が愛情を持って接してくれていますし、シングルマザーだって子供に多大な愛情をかけて育てていらっしゃる方が普通です。
ネグレクトだったり過干渉な毒親だったりという、子どもに対してゆがんだ愛情を押し付けて育ってしまったケースもこれに含みます。
自分への評価が低すぎる
自分に自信がない人もストーカーになりやすい人に該当するケースがあります。
「私(僕)なんて…」という方は自己評価が低いがために、自分よりも能力を持った人に対して強い憧れを抱くようになります。その憧れからストーカー行為に発展するケースも。
思い込みが激しい人
ストーカー気質の人はとにかく思い込みが激しいのが特徴。
目があっただけ、何かを手伝ってもらっただけ、失敗したことを励ましてくれただけ、など、日常生活ではよく見られる「好意」を、自分だけに向けられる特別な愛情だととらえてしまう傾向にあります。
物事を勝手に自分で解釈して、「違う」という周りの制止する声も聞かず突っ走ってしまう人はストーカーとなってしまう可能性が高い可能性がありますね。
自分本位の考え方
ストーカーはとにかく相手(ストーカー被害者)のことを考えません。
メールの返信が欲しくて夜中でも早朝でもお構いなしに何百件とラインを送り続けたり、迷惑になるのにも関わらず会社で出待ちをしたりととにかくやりたい放題。
その「やりたい放題」に自分が気付いていないところがまた始末が悪いわけです。
そこのは相手をおもいやる気持ちは全然なく、とにかく自分が中心の考え方をしています。
独占欲が強い人
恋人関係にあった人がストーカーになる。これは珍しい事例ではありません。
そこには別れたとしても「オレのもの」「わたしのもの」という考え方が根底にあります。
異様に束縛が激しい人や、返信が遅かったことに対して激怒するような人は、ストーカーとしての素質が高い人が多いです。
ストーカーになりやすい人を見極めよう
繰り返しますが、こちらに紹介したストーカー気質のある人の特徴は、あくまで一般論です。
全てのケースに当てはまるわけではありませんし、簡単に当てはまってしまえば我々のようなストーカー対策の専門家は必要ありません。
ただ自衛としてある程度傾向を知っておくのは悪いことではないでしょう。