ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
子どもを見守るため、位置情報を取得するGPS発信機という製品があります。
じつはGPSを付けて(対象者の許諾無く)位置情報を取得することがストーカー規制法違反になっているのです。これは2021年からスタートしており比較的新しいものです。
今回はこのGPS発信機を利用したストーカー行為で逮捕された事件を紹介します。
自転車につけていたのは子供の見守り用GPS!
逮捕されたストーカー加害者が、被害者の女性の自転車に子どもの見守りのためのGPS発信機を付けていました。
不正に位置情報を取得して付きまとい等のストーカー行為を繰り返していました。
本来であれば、子供の安全を見守るためのGPS発信機をストーカー行為に使用するのは悪質であると言えます。こういう事件が重なってしまうと子供を見守るという本来の使い方をする人達が、気軽に購入できなくなるルールができてしまう可能性もあるためです。
利便性がアダに!?ストーカー行為にも簡単に使えてしまう
子ども用に見守りGSPだけでなく他にも色々なGPS発信機が販売されています。
個人で購入できるような金額だったり、使用方法もアプリをダウンロードするだけ、など非常に利便性が高く、かつ精度も高いのが特徴です。
しかしその利便性と性能が仇となってしまったパターンです。
ストーカー加害者が、付きまとい行為に利用しようと考えられるのはごく自然な流れとも言えるでしょう。性善説をベースには語れない問題でもあります。
ただ本来の使い方である、子供の見守りや紛失物を追跡するような使い方とストーカーの手段が完全に重なってしまっているのが問題で、解決のしようがありません。
ストーカーされてる?と感じたらGPSも疑ってみよう
行く先々でストーカー被害を受けたり、なぜかばったりと顔を合わせる機会がものすごく増えた、など心当たりのある方はGPSが付けられている可能性も疑ってみると良いでしょう。
特に屋外に置くことも多い車や自転車、はたまたいつも持ち歩いているカバンの中など見慣れないものが入っていないか確認してみてください。
そして「もしGPSらしきものが見つかった」場合。
安易に捨てる、破壊する、なども手段の1つなんですが、すぐさま私どもに相談してもらうのも良いでしょう。
なぜならGPSを破壊されたことがストーカー加害者に伝わってしまった場合、代替の手段を講じてくる可能性があるためです。もちろん身の安全の確保は最優先にあらゆる可能性を考えてストーカー対策をしていきたいものです。
ストーカーリカバリーサポートは24時間体制でストーカーに悩む方々の相談を受け付けております。
「あれ?」「何かヘンだ」
と思われた際にはぜひ一度ご相談ください。