ストーカー加害者はストーカーをしている認識がない?

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー被害者からしたら、なぜストーカーをしてくるのか。またやめてと言ってもなぜそれが伝わらないのか、さっぱり理解できないでいるでしょう。

そこにはストーカー加害者の驚くべき実態があります。ストーカー加害者を知ることで、加害者の行動に合点がいくケースもあります。

またストーカー加害者、もしくはストーカーだ、と言われた経験のある方もぜひ知っておきたい知識です。

ストーカー加害者は思い込みが激しい

ストーカー加害者は非常に思い込みが激しい傾向があります。

しかもその思い込みは自分に都合がいいように曲解されているケースも。この前優しくしてくれたんだから、自分のことが好きに違いない。などと考えるわけです。

こうなってしまったらもう一直線。

ストーカーや恋愛絡みである場合も少なくありませんが、このようなケースでは押しの一手です。しかも断っても嫌がっても「そんなはずはない、自分のことが好きなんだから」と何か別に原因があるのではないかと考えるほどです。

人の意見を聞かない人がストーカーに多い

ストーカー加害者は、人の意見を一切聞かない人も少なくありません。

よく言えば初志貫徹。最初に決めたことをやり通そうとする意志が強いとも言えますが、方向性を間違えてしまうとストーカーとなってしまうんです。

仮に周囲から「これはストーカー行為だからやめろ」と言われても、何がストーカーなのか分からないばかりか、人の言うことに耳を貸さない、という性質を持っている人がストーカーには多いのです。

ストーカーの行動そのものでも自分が悪いとは考えない

度重なる時間や節度を無視したメッセージや電話。家や行動の監視など誰がどうみたってストーカーそのものの行動をしていたとしても、ストーカー加害者は自分が悪いとは思っていません。

むしろ普通のことなのに、何が悪いのか理解ができないんです。

  • 付き合っている(付き合っているわけではないが)人の心配をして、連絡をするのは当たり前。
  • 家にちゃんと到着しているのか見守っている
  • どこにいるのかチェックするのは恋人として当然のこと

などですね。こういう考え方をしているため、自分が悪いことをしている、怖がっている、とは一切考えないのです。

こういう人が「警告」を受けたらどう感じるのか

ストーカー行為をしている人が、いざ警察からの警告を受けたとき何を思うのでしょうか。

まずそもそも自分が悪いことをしている、ストーカーをしている、と思っていないので、完全に納得がいきません。どうして自分がそんな仕打ちを受けなければいけないのか、と考えます。

そこで警告を受けてすんなり引き下がる人もいますが、中には「何かの間違いだ」と正当化してストーカー行為を続ける人もいます。

ストーカー加害者は”良かれ”と思ってやっている

ストーカー被害者の気持ちを知らず、ストーカー行為を行っている加害者。しかし加害者は罪の意識はなく、むしろ「良かれ」と思ってやっています。ストーカーをしている認識がないので、警告を受けても憤慨したり、何かの間違いだ、と想ったり。

ストーカー被害者にとってはつらいものですが、ストーカー加害者の気持ちなどを知っておくことは決してマイナスにはならないでしょう。