ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
家族が友人がストーカーのような行動を繰り返してしまい、それをどうにかやめさせたい、というご相談をいただくようになっています。
いろいろとお話を伺うと、やはりストーカーと言うと世間体もあってなかなか周囲に相談しにくいケースも多いんです。だからこそ自分たちで最初はなんとかしようとされる方も多いのですが、ストーカーは収束するどころかエスカレートしていく始末・・・
こうしたケースも少なくありません。
ストーカーの対応を間違えるとエスカレートしていく可能性も
ご家族や友人がストーカー行為を行っている、またそれに近いことをしている、という方もいらっしゃると思います。
そういうとき、どんな行動をとりますか?
スマートフォンを解約したり、家から外出させないようにしたり、と連絡手段を断絶するような方向で動かれる方も多いんですが、この対応は果たして正解でしょうか。
実はこうした対応は間違っていて、連絡手段が切れてしまうと、今度は「何をしてでも”つながり”を保とう」とします。それが自宅への押しかける、住所を突き止める、会社や学校などで待ち伏せする、という行為へと発展してしまいます。
もちろんこれが平行して行われる可能性もありますが、連絡手段の途絶がきっかけとなる場合もあるのです。
ストーカーの対応については、ストーカーのきっかけや、その方の背景となる課題、もともと持っているストーカー気質など、本当にたくさんのケースがあって、方法については1つではありません。
しっかりとストーカーに対応する手段を見極め、その人にあったカウンセリングやサポートをしていかなければストーカー行為をやめさせるどころかエスカレートしてしまいます。
この最初の対応を間違えないためにも、自分たちだけの力でなんとかしようとせず、専門家へ助けと求めてほしいと思います。
早い段階で対策できれば被害者も加害者も傷が浅い
ストーカー加害者には早い段階で、私たちのような専門家が介入できればそれが最善であると考えます。
なぜなら、ストーカーの衝動を抑えつつ、執着の対象を被害者から逸らしたり、ストーカー自身が抱える問題に寄り添いアドバイスをしたり、とさまざまな角度からストーカーのカウンセリングを行えるからです。
これは早ければ早いほど、加害者もストーカー行為をエスカレートさせずに済みますし、被害者もストーカー行為から早く逃れられるのです。
どちらも傷が浅くすむんです。
巷で凶悪なストーカーニュースを見るたび、もっと早く我々のような機関が介入できれば、と悔しさを覚える場面も少なくありません。私たちのようなストーカー対策の専門家とて万能ではありません。
しかし少なくとも、何もしないでいるよりはずっと良い方向へ進められます。加害者にとっても、被害者にとっても、です。
ストーカーの度合いが「危険」と判断すれば警察への相談も
実際に相談をお受けした事例の中には、すでに私たちでも対処しきれないほど、「殺してやりたい」という衝動が抑えきれないストーカー加害者もいました。これはストーカーのステージでポイズンと言われる段階にきており、こうなってしまうと警察へ通報させていただいています。
警察の世話にならなくてもいいように、ここに連絡したのに。
と言われたこともありました。
これが早い段階であれば、私がカウンセリングやケア、寄り添いを行って改善へ向けて進んでいけたかもしれません。しかし危険な衝動に駆られて、いつ行動に起こしてもおかしくないような場合では、私一人では対処が難しいのです。
こうした専門家が間に入ったとしても、24時間監視下においておけるわけではありません。
「相手の家に行きたくなったり、電話をかけたいと思ったら、まず私に電話をしなさい。」と約束する場合もあります。そこでワンクッション入れてくれればいいのですが、衝動的に私というクッションを飛び越えて、直接会いにいってしまうと非常に危険なのです。
誰のためにストーカーをやめさせたい?
身近な人がストーカーになっているという方。
誰のためにストーカーをやめさせたいですか?
ストーカー加害者のためでしょうか。身近にいる存在なのだから、それは当然かもしれませんね。
しかしストーカーをやめさせるのは、被害者が安心した生活を送れるようにするためです。被害者が安心して生活を送れるようにするために、ストーカー行為をやめさせるんです。
加害者はすでに被害者を傷つけてしまっています。加害者をまったくの無傷で、今までのつきまといなどの迷惑行為をなかったことにはできません。ストーカーをした、という事実は消えませんが、それでもストーカーという病は治せるのです。
もしかしたらストーカーを治す決心をして、私たちに相談をしていただいても、警察を入れなければならないかもしれません。私たちもストーカー治療のために入院をおすすめしなければならないかもしれません。
すべては被害者が安心して生活できるようにするためです。加害者の方、加害者家族、友人の方、勇気ある決断をお待ちしています。
ストーカーリカバリーサポートの守屋までご連絡をお願いします。365日24時間、いつでもご相談をさせていただいてます。