無差別放火殺人事件とストーカーの因果関係について

無差別とも言うべき放火殺人事件について私なりの経験値から検証して見たいと思う。

実は、私も10代の頃、2回も放火事件を犯し、其れが基で高校を中退(その後大人になってから高校は無事に卒業)し、家庭裁判所で「中等少年院送致」を申し渡され、東京の八王子市に在る多摩少年院に入院した過去が在る。

一度目は高校1年の春に親に反抗する意思表示として、親を困らせたいと言う極めて幼稚な同期に寄り、自宅にガソリンを巻いてライターで火を付けたが、幸いにもサッシと自宅の一部を焼くボヤ程度に終わり、被害も軽微で在った為、放火未遂遂罪で、長野県警の某署に連行されたが、当時は逮捕されず補導と言う形で、その日の内に自宅に帰され、その後家裁で少年法による不処分(無罪)となった。

2回目は19歳の頃、当時付き合っていた彼女から別れ話を持ち出され、彼女を困らせる事で彼女と寄りを戻そうと豚小屋にガソリンを巻いてライターで火を付けて放火し、自ら警察に通報し逮捕された。

その際、今回の京都アニメーション放火殺人事件の犯人と同じ様に包丁を所持していた。

私は、もしかすれば、彼女に別れ話を切り出された事で自暴自棄に陥った事で、当時の自分も今回の犯人と同じ様にヤケ糞になり、場合によっては殺人をも犯していたかも知れず、あの時自ら通報した形にはなったが警察に直ぐに包丁の不法所持の銃刀法違反で逮捕され、その後非現住建造物放火既遂罪で別件逮捕され、検察庁に身柄を送られ中等少年院送致になって衝動を抑える一定の期間を与えられた事により、人の大切な命を殺めると言う様な最悪な取り返しの付かない重大事件を犯さずに済んだ事は不幸中の幸いと言わざるを得ない‼︎

私が過去、放火事件を2度までも犯してしまった事と、私がその後ストーカー行為を幾度となく繰り返してしまった事とは、非常に関連性も深く、病的だったと言わざるを得ず、ストーカーと放火は全く別物の様に捉えられがちでは在るが、実は犯罪心理面から推察すれば、身勝手な理由付けにより物事に対する異常な迄の執着心が根強く、相手を破壊的立場に追い込もうとする面ではストーカーも放火も同一視出来ると考えている。

自らの経験から、精神医学的見地から鑑みれば「衝動の障害」と言う此の疾患名が最も妥当と思われ、今回の京都アニメーション無差別放火殺人事件の犯罪形態は、小説をパクられた事に対する異常な迄の怨恨から来る執着心に囚われた末の犯行と言わざるを得ず、犯人の自らの衝動を抑制出来ない未熟性が露見した形となり、この様な希代まれな凶悪犯罪を犯してしまう犯人は、今回の様に殺人予告を京都アニメーション側にした様な言わゆる「犯罪兆候」が見られるケースも多々在り、既に会社側は殺人予告が送られて来た段階で警察に被害届も出していた事からも分かる通り、必ずと言って良い程、何らかの犯罪兆候が表れていた筈で在り、警察も被害届が出された早い段階で、加害者へのアプローチとして出頭要請や危険性が高かった事も推察される事から、脅迫罪や威力業務妨害罪での立件も視野に入れ逮捕等の素早い対応をしていれば、今回の無差別放火事件は、もしかすると防げていたかも知れず、今回沢山の方々の尊い命が失われてしまった事が悔やまれてならない‼️

お亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈り致します。