ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
ストーカー被害を受けている方の中には
・「ストーカー被害には負けていられない」
・「逃げていてはストーカーの思うつぼ!」
と強い意思を持っている方もいるかもしれません。
そこでストーカー被害に負けじと対抗すべく、TikTokやインスタライブを始めとする他配信などでストーカーを批判して攻撃をしたらどうなるのでしょうか。
配信を行っているライバーに迫るストーカーの姿
配信を行っている方というのは、自分の意思や発言を世の中に発信する手段を持っている人です。
もちろん現在ではSNSが発達しているので、一般の方でもできますが、配信者はさらに強い影響力や発信力を持っていると言えるでしょう。
ストーカー被害を受けている人で、ライバーとして活動している方はストーカーを受けているケースでは格好の配信ネタ。
視聴者に正義感を煽り、ひとたび発信に火が点けばまさに「狙い通り」またたくまに拡散されていくことでしょう。
そんなライバーがストーカー被害に遭えば自衛するのも難しくなります。
アカウントをブロックしてもストーカーはライブを見に来るもの
普通の感覚ならば、配信者をしていてストーカー被害にあってしまった場合、すぐさまブロックなどをしてその人からの被害を防ぐ人が多いかと思います。
ただ残念ながらSNSやライブアプリのアカウントは配信者側がブロックをしたとしても、ストーカーは絶対にライブを見に来ています。
アカウントなど複数作れば良いだけの話しなので、ストーカーに駆り立てられた加害者はブロック程度では止められないのです。
そして配信している人の発言をしっかりチェックしています。
タワーマンションの敷地でガールズバーの経営者が刺殺された事件
ここで「配信者」について語っていることには意味があります。
それが記憶に新しい新宿で起きたガールズバー経営者だった25歳の女性がストーカーに刺殺されてしまったストーカー事件。
このガールズバー経営者だった25歳の女性被害者は、実はアプリで「配信」を行っていたんです。
しかもその配信をストーカーが見ていた。
配信でストーカーの気に障る内容の話しをしてしまったために、ストーカーが行動を起こすトリガーを引いてしまったというわけです。
今では気軽に誰もがSNSなどを使って配信が行えるようになりました。
それはエンタイテイメントとして悪いことではありません。しかしストーカー被害にあっている人は、配信を続ける中で内容には充分注意する必要があるのです。
自らの配信はストーカーに見られていると心得よ
「ストーカー」と言えど程度はそれぞれ。
好意が大きく膨らんでしまっただけで実際のトラブルにはなっていないケースから、つきまといなどが始まってしまい生活にまで支障が出ているケースまで。
配信を行う機会のある方は、ストーカーからはブロックしていたとしても見られていると考えておきましょう。
そう考えることで、ストーカー本人だと分かるような批判を発信しないように発信の内容を本能的にセーブします。
ストーカーに負けてはいられない。そう思うことはごく自然な感情かもしれません。
しかしスイッチが入ってしまえば、ストーカーは今回の事件と同様にあなたを傷つけようと近づいてきてしまいます。
配信などを行っている方は特に内容には注意を払って行ってください。
またこうした方はストーカー被害に遭う確率がどうしても高くなります。
もしそうなってしまったときは、一人で悩まずまずは専門家へご相談ください。