ストーカー行為に関する規制が厳しくなった今、ストーカーでの逮捕者は減っている?

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー規制法が厳しくなった昨今。ストーカーの抑止力に一役買ってくれていると感じています。

また警察もずいぶんとストーカーに関する知識などが浸透してきて、一般的な認識となって広がってくれているのはありがたいことです。(それでも不十分だと感じることはありますが、”以前より”ということ…)

さてストーカー規制法が厳しくなった今、ストーカー行為での逮捕者は減っているのでしょうか。

ストーカー行為の禁止命令数は大幅増

ストーカー行為そのものの検挙数そのものは実は横ばいなんです。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.html

リンク先は警視庁のHPですが、相談件数だけ見れば令和3年から完全に増加傾向。

実際の警告や検挙数はほぼほぼ横ばいといった結果です。

しかし「禁止命令」に限って言えば大幅にアップしています。これだけストーカーに関する事件が表に出てきて、規制が厳しくなった今でさえ禁止命令を受けている人は増えているんですね。

実際は氷山の一角だったストーカー事案が表に出てきている

こうした傾向は規制が厳しくなったから増えたわけではないとみています。

一般的にある程度ストーカーに関する認識が浸透したことで、警察への相談や、対応する警察官のフットワークにも影響しているのではと推測しています。

結局、これまでも数多くあったストーカー事件は氷山の一角でしかなく、その下に埋もれていた事件ではない部分が顔を出し始めている、というところでしょう。

ただ今でっはインターネットブラウザの検索に「ストーカー」と入力すると過去数日の間に起きたストーカー事件が毎日の方に記事にされています。

SNSが発達した現代では発信に気を付けてストーカーから自衛しよう

普通に生活をしていてもストーカー被害者になりうる可能性がありますので、ストーカーに遭わない方法、というものは存在しません。

しかしある程度自衛はできるようになりますので注意して生活されると良いでしょう。

特にSNSが発達して、誰でも気軽に投稿ができる時代です。

うっかり映り込んでしまった窓からの景色や郵便物、プロフィールに記載されている出身地や学校、会社など思わぬところから情報が出てしまう場合も少なくありません。

またストーカー行為をする人間は、そうしたところを常に探しているのです。

SNSに限らずですが、発信の内容などに気を付けてストーカーから自衛していくようにしましょう。