ストーカーを辞めて欲しい!「拒否」の意思表示は大切だが・・・

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

さて、これまで再三ブログにも書いてまいりましたが、ストーカーをされている場合、加害者に対して「ちゃんとストーカーを辞めて欲しい」という意思表示をしてくださいね。

と、お話をさせていただいておりました。

でも勘違いしてはいけないこともあるんです。ストーカー被害者からストーカー加害者に送るべき拒否の意思表示とは?またやってはいけない「拒否」の仕方とは?

ストーカー加害者はストーカーをしている自覚がない場合もある

ストーカー加害者は被害者に対して、ストーカー行為なんてやっていない、と言い張る人もいます。これはストーカー行為に自覚がなく、なんら普通の生活をしているかのようにストーカーをしているのです。

例えば貴方が、友人にLINEやSNSでメッセージを送ったところ、突然

「ストーカーをやめろ!」

と言われたらどう思うでしょうか?訳が分からずびっくりしてしまいますよね。

まさにストーカー加害者の心理ってそんな感じなのです。

状況を説明して「会えない」「連絡はできない」と伝える

ストーカー被害に遭っている方は、被害者にきちんと拒否の意思表示をしよう、というのはこちらでも散々お話をしています。

そのときのポイントですが

  • あなたとは付き合えない
  • 毎日くるメールや電話に生活に支障が出ている
  • 頻繁にくるあなたからの連絡に恐怖を感じている

など、相手が何をやっているのか、それを自分がどう感じているのか。を伝えます。そしてもう連絡はしないで欲しい。今度会ったり付き合ったりすることは無理だよ、と伝えるんです。

ちゃんと形を残しておこう

直接会って話をしたり電話をしたりもいいのですが、メールやLINEなどで形に残るようにすると便利です。後々警察に届け出などを出すときに、あなた自身の意思表示を客観的に示すことができるからです。

絶対に二人きりで会ってはいけない

ポイズン、デンジャーとなってしまったストーカーは、何とかしてでも手に入れたい!という感情になってしまう人もいます。

身の安全を守るためにも必ず二人で会ってはいけません。ストーカーの加害者は元恋人や元夫婦などの関係も多く、部屋で会おうとする人もいますが、密室で逃げ場がありませんので、避けましょう。

やってはいけないストーカーの拒否

ここでストーカー加害者に対して絶対にやってはいけない行動を見ていきたいと思います。

突然のLINEやSNSのブロック

電話の着信拒否

突然の音信不通

などです。問答無用でバッサリと拒否をしてしまうと、ストーカー加害者はパニックになります。

パニックになるだけならまだしも、そこで被害者をさらに追っていくんです。こうして危険なストーカーへと変わってしまう場合もあるんです。

拒否の方法を間違えるとストーカーはなんとか誤解を解こうと躍起になる

拒否はするべきですが、その方法ややり方を間違えるとストーカーはなんとかその誤解を解こうと躍起になって会おうとしてきます。さらには殺してでも自分の元に置いておきたい、と矛盾した思想に支配されてしまうケースだってあります。

「拒否」の意思表示を間違えないようにご注意ください。

本来であれば、専門家を間にいれて状況をみながら対応した方が良いです。できれば自分たちの力でなんとかしようと思わないでください。そのための我々専門家なのですから。

こちらのブログではあくまで一般論だけを述べていますので、個別の案件全てに対応はできません。少しでも身の危険を感じるのであれば、早めの相談をおすすめいたします。