ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
ストーカーをされている被害者の方はストーカー加害者に対して
「怖い」
「嫌だと言っているのに聞く耳を持ってくれない」
「何を考えているのか分からない」
そんな感情を持っていると思います。
普通の感覚であれば、嫌だ!と拒否をされることで気持ちが沈んでしまいますよね。
なのにストーカーは嫌だと言うことを続けてくる。
だからこそ余計そんな行動が理解できないわけです。
実はストーカー加害者にとっては拒否されることすら嬉しいと感じている場合もあるんです。
それについてちょっと見ていきましょう。
ストーカー行為に対する「拒否」は大切だがストーカーを辞めてくれるわけではない
以前からブログでも記事にしていることですが、ストーカー行為に対して
「ストーカー行為を辞めて欲しい」
とハッキリ意思表示をするのは大切だとお伝えしています。
しかしこれは自らがストーカー行為を嫌だと感じている意思を表示しているだけであって、相手がストーカー行為を辞めてくれることにはつながりにくいのです。
「好き」に対する反応がプラスなのかマイナスなのか
例えばある異性に対して
「好き」
という意思表示をしたとしましょう。
それが恋人同士だったり両想いだったり、はたまた夫婦だったりという関係性なら
「私も好きだよ」とか「ありがとう」とか嬉しい感情が沸き上がってきます。
いわばプラスの状態ですね。
では逆によく知らない人やものすごく嫌いな人などから「好き」と言われたらどうでしょうか。
「気持ち悪い」「近づいてこないで」「嫌い!」「怖い」というものすごくネガティブな感情が出てくるのではないでしょうか。
要するにマイナスの状態です。
これをストロークと言います。人同士での行為、反応のこと。まずはこれを覚えておきましょう。
プラスのストロークがない!だったらマイナスでもいいや
ストーカー加害者の場合は、ストーキングをする対象に対して
「好きだ」という好意を持っているわけです。
でもストーカーをされている側からしたらただただ怖い。だからこちらに好意を向けられたところで困るどころか拒絶の対象となってしまうんですよね。
ストーカー行為がエスカレートしてしまうと、好きに対する反応(ストローク)が、プラスであれば最善。ただそれが得られない場合には「マイナスのストロークでもOK」と感じているんです。
これがよくわかるのが、小さな子供が
好きな子に対して嫌がらせをしたりいじめたりする
こんな行動。実際に多くの方が経験したり間近で見たりしているはずです。
これはストーカーと一緒で、好意を向けているのにプラスの反応が得られないから、マイナスの反応でもいい!という心理なんです。
ストロークは心の栄養!だからストーカーは止まらない
ストロークは心の栄養、なんて言われています。
だからこそ何かしらの反応が欲しいから相手が嫌なことをしてしまう≠ストーカーをしてしまうわけです。
ストーカーが一番怖いのは「無関心」。だってプラスもマイナスもどちらのストロークも得られないわけですから。
ただこの無関心を貫くのは非常に難しく、どうしても拒絶反応が出てしまいます。
だからこそストーカー加害者もストーカー行為が止まらない。
ストーカー行為を続けることが理解できない、と感じる人も多いのですが意外にも「何か反応が欲しい」という至極単純な理由だったりもします。
ただそれをなんとかするのがとんでもなく難しいのですが、そこは個人でなんとかしようとすると大変な結果を招いてしまう場合も。
そんなときの対処や相談なども受け付けておりますので、ストーカーリカバリーサポートまでぜひご相談ください。