ストーカーはコミュニケーションが通じない?

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカーの被害者から話を聞いていると

「話が通じない」

「何をいってもやめてくれない」

こういう話を耳にします。やめてくれないからストーカーなのですが、これが一般的な社会生活だと本当に大変です。

例えば皆さんが一番身近なのが「仕事」や「学校」でしょう。

  • やって欲しいことを頼んだのにも関わらず話を曲解されてしまい、訳が分からない感じになってしまう。
  • ルールでやってはいけないことがあってもなぜかそれをやってしまう。

思い当たる方っていませんか?

ストーカーは日常生活は普通に仕事をして普通に生活をしている人が多い

ストーカーをする加害者って実は日常生活は普通に仕事をしたり、一般的な家庭を持っていたりといわゆる「普通の生活」をしている人も少なくありません。

そういう場ではコミュニケーション能力が低いわけではないんです。

ただ特定の相手においてコミュニケーションが通じない。

それがストーカーをしている相手です。

なぜそのような考えになってしまうのか、さっぱり理解できない。よくわからない。

よくわからない、理解ができないから「ストーカーが怖い」と感じるんです。

ストーカーはどんな言葉をどう理解しているのか

おそらくストーカー被害にあったことがある方、現在進行形でストーカー被害に遭っている方がストーカーに伝えたであろう言葉やメッセージ。ストーカーはどう解釈しているのか一例を紹介してみましょう。

●忙しいからまた今度ね

何度も何度も食事や飲みの誘いに対して、こう返したことがある方もいますよね。

こんなとき

「本当に忙しいんだな。時間が作れるようになったら一緒に食事に行けるだろう。」

「でもいつ時間が作れるようになったか分からないから、また誘ってみよう」

として毎日何十通もメッセージや電話がきます。

●年上(年下)の人は恋愛対象には見られないかな・・・

本当にこういう方もいるとは思いますが、ストーカーをしている人を諦めさせるためにこのようなことを言ったことがある人は多いはず。

「年上(年下)が恋愛対象に見られないんだろうけど、自分には気があるそぶりを見せてくれるから大丈夫」

「もっとコミュニケーションを取って(一方的な電話やLINE、メッセージなど)、自分を知ってもらえば分かってくれるはず!」

として毎日何十通もメッセージや電話がきます。

●メッセージはもう送らないでください

1つ目のパターンとしては

「恥ずかしがっているのかもしれない、(恋人や配偶者に)遠慮しているのだろう」

2つ目のパターンとしては

「(恋人とか配偶者や友達など)アイツらがヘンなことを吹き込んでいるんだ、許せない!」

結局電話やメッセージは止まず、さらに直接会いに来る可能性もあります。

●怖いからもう近寄らないで!

実際に直接会いに来ている場合ですね。

しかしこんなことを言われてもストーカーはめげません。

「自分のことをもっと知ってもらえれば絶対に好きになってくれるはず!」

と信じています。

ストーカーを辞める人は言葉だけで辞めますが本当に危険な人かどうかはわかりません

ストーカーを辞める人は、被害者が警察を介入させたり、周囲からやめるよう言われるなどしてストーカー行為が止まるケースがあります。

でも本当に危険なストーカーは何を言われても先ほどの段のように都合の良いように曲解してしまいます。

それは理屈じゃないんです。

さらに最終的に殺人事件にまで発展してしまう可能性のある「危険なストーカー」はぱっと見ではわかりません。

社会的地位のある方でも、一般的に常識のある方だとしてもストーカーになってしまう可能性はあります。

そんなときは「ちょっとおかしいな」と感じたところで外部の専門機関に相談するのがベストです。

ストーカーリカバリーサポートでもお電話やメールなど、相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にご利用いただければと思います。