こんにちは、ストーカーリカバリーサポートの守屋です。
「毒親」というワードを聞いたことがある方はいらっしゃいますか?
今日はちょっと毒親というものについて考えてみたいと思います。
そもそも毒親とは何なのか?
そもそも毒親とは一体何なんでしょうか。
毒親とは、親が子に対して支配的な行動を取ることです。例えば小さな子供であれば養育をする上で必要なケースもあるでしょう。
しかしそうではなく、大人になってからもいちいち付き合う異性に対して注文をつけたり、友人関係をチェックして「そぐわない」と判断した友人には自ら離れるよう言ったり、自分が気に入るように子をコントロールしている場合を指します。
子にとって「毒」となる親ですね。
子も嫌だからやめてほしい、と言っても全く聞く耳を持ってくれません。
親子関係だからこそ言い出せない
例えばこれが全く別人で、家族でもない人がそのような行為をされたら、迷惑防止条例やストーカー規制法などで警察に相談することもできるでしょう。
しかし家族であるが故に、そうした外部の機関に助けを求めるのを戸惑ってしまうのです。
かといって、毒親を実際に持つ人が、強く「やめてくれ!」と言った人も多いでしょう。しかし効果がないんです。それは親子だからこそ、一時口論になっても、そのまま許してしまうケースが多いんですよね。
中には口論の末、殺傷事件に発展するようなケースもありますが、こうしたケースは稀です。
親は子供に依存している
この毒親。なぜ子供のことをコントロールしようとするのでしょうか。
それは親が子供に依存しているからです。子供をコントールしなければ気が済まない、自分が思ったように子供が動いてくれないと気に入らない、子供のすべてを親が決める権利がある、という考え方ですね。
こうした子に依存していない親であれば、ある程度の年齢になれば、自主性を尊重してある程度放任になってくるものです。もちろん社会通念上、好ましくない行動を取る子や、犯罪を犯したことに対して注意をすることは例外ですので、そこははき違えないでいただきたいのですが・・・。
さて、この毒親。子供が自分が知らない行動を取ったり、勝手に何かを決めてきたりするのを極端に嫌います。そして難癖をつけ始めて最終的には大暴れ、などという結末も珍しくありません。
自分のコントロールが及ばなかった、という部分が非常に気に入らないのです。そしてさらに感情を自分で上手く抑え込めず暴発。大暴れしてしまうんです。
「毒親」の行動とは?
ここで毒親の行動をちょっと見てみたいと思います。具体的にいくつか事例をあげてみました。
「あー、あるある!」
と心当たりのある方も多いかもしれません。
意味のわからない用事で家に呼びつける
「お茶がなくなった」「リモコンが見つからない」「灯油が切れた」など、の意味の分からない用事で常に家に呼びつけるような行動を取ります。
およそ”自分でやってよね”と思うような頼みごとばかりですが、自分でやれないわけではありません。別居している毒親の場合、とにかく理由をなんでもいいのでつけて、家まで呼び寄せたいんです。
結局家まで行けば、呼びつけた用事はとうに自分で済ませてしまっていて、すました顔をしている、というケースも多いですね。
そこでまた小言が始まってしまったり。
毒親は子に依存しているので、子の精神をガリガリと削り取っていくと、子が大人しくなるのを学習しています。
行動を逐一監視している
SNSなどでは飽き足らず、付きまといなどもして行動を逐一監視している毒親もいます。
危ないことをしていないのか、わるい人に引っかかっていないか、など10歳以下の子供を見るような目で見てしまっている人もいます。
子供の恋人ができたならもう大変。なぜかとにかく別れさせようと画策を始めるんです。子供を誰かに取られるのが本当に気に食わないのです。
連絡を無理に絶つと職場などに押しかける
毒親の行動に参ってしまい着信拒否、引っ越し、などをした場合では、連絡が取れなくなりますよね。
しかし職場は簡単には変えられません。そのため連絡が取れなくなると職場などに押しかけてきます。
周りの迷惑だとか、子供が肩身の狭い思いをするとか、そういった考えはありません。この行動ってストーカーに類似していますよね。
親の言うことを聞いているうちは大人しい
親の言うことを従順に聞いている間は非常に大人しいというか、優越感に浸っています。
毒親は子が自分のコントロール下にあれば、満足です。ただそこでも子の自発的な行動をさせないため(狙ってか狙っていないのかはケースごとに違いますが)、精神を削っていくような言動、行動を繰り返します。
毒親にしてはいけない3つのこと
毒親に対しては、子が本当に「嫌だ!」と思っていてもやってはいけない行動が3つあります。
・言うことを聞いて大人しくしている
・言い争う
・やめてもらおうと説得する
この3点です。
言うことを聞いて大人しくしていて、平気な精神状態でいられる人は少ないでしょう。どんどん支配下に置かれてやがて、毒親から逃げようとする意欲すら失われます。
また親をなんとかしようと、言い争いになってしまっても良くありません。それはキツい言い方になってしまったり、感情的になってしまったりします。すると親に対してどこか「言い過ぎたかな」と温情を感じてしまうからです。結局最後には許してしまって和解→毒親の行動に我慢する日々とループしてしまいます。
もう1つは説得を試みることです。本当にやめてほしいと「話をすればわかる」と思いますよね。でも毒親は自分がすることがすべて正しいのであって、その信念は曲りません。支配していると思い込んでいる子の言うことに、傾ける耳は持ち合わせていないのです。
毒親も子に対するストーカー行為が行われている
毒親は子に対する「ストーカー行為」そのものをしていると言っても過言ではありません。
毒親の呪縛にとらわれているご家庭は実は少なくないと考えています。ということは毒親もストーカーと同じく、治療をしなければいけないんです。ただそこで病院に入れる、警察に通報する、などはなかなか身内に対して決断を下すのは難しいでしょう。
身内だからこそ、対応に困ってしまいますよね。ストーカーリカバリーサポートでは具体的なケースごとにアドバイスや相談もさせていただいています。
24時間365日対応をしておりますので、お気軽にまずはお電話をいただけたらと思います。