元ストーカー加害者を公表しながらストーカー対策の専門家として活動している話

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

私は元ストーカー加害者です。これはこちらでも公表をしていますし、各TVなどのメディアでも実際に実名、顔出しで出演などをさせていただいています。

元ストーカー加害者、というだけでもかなりのインパクトがあり、ご覧いただいている方から「怖い」という感情を持たれてしまうのも致し方ないかなという気持ちです。

※ただ現在はストーカーから回復しており、警察や医療機関とも連携してお仕事をさせていただいております。

元ストーカーだからこそわかるストーカー加害者の心理や対策

ストーカー加害者の心理や考えていることなどが、よくインターネットで記事にされているのを目にするようになってきました。

ストーカー対策をされている同業者や探偵事務所などもちらほら耳にしますよね。

ただ元ストーカー加害者でありながら、こうしたストーカー対策の専門家として活動しているのはおそらく私だけかと思います。

ストーカー対策は「一般的にはこう」「今はこういう状況だからこう」という被害を出さないために、身の安全を第一に考えて動きます。ただその対策をしている多くの方は、実際にストーカーなどしたことがない人ばかり。

元ストーカーである過去は決して褒められたものではないのは重々承知しておりますが、その経験があったからこそ今ストーカー加害者は何を考えているのか。が私にはわかります。そして取るべき対策も同時に見えてくるんです。

別の例で考えてみるとストンと腑に落ちる

これをストーカーで考えるとなかなか分かりにくいのですが、別の例で考えてみるとものすごく分かりやすくなります。

例えば空き巣犯罪で考えてみましょう。

空き巣の犯人が狙いやすい/狙いにくい家の特徴ってなんでしょうか。

例えば庭に砂利が敷いてあったり、近所の人の目があったり、人がいたりいなかったりする、鍵が二重になっている、飼い犬が家にいる。などなど色々な条件があるでしょう。

元空き巣の人が防犯対策に警察から強力要請を受けるなんてことも実はあるんです。

これらの「空き巣にあいにくい条件」とうたわれているのは紛れもなく元空き巣犯の方の協力があってこそ確立されてきたものです。

だって空き巣を取り締まっている人って、実際に空き巣したことがない方ばかり。

ストーカーにもこれと同様のことが言えるのです。

過去の自分との決別!その経験をストーカー撲滅に伝え続けて行きたい

元ストーカーとして多くの人に多大な迷惑をおかけした過去。

これは今後消えることのない事実です。ただそれがあったからこそ、今後は過去の自分と決別して、その経験をストーカー撲滅のために尽力していきたいと考えています。

綺麗事、偽善、と言われてしまうかもしれませんが、大切なのは今現在、ストーカーに悩んでいる方がその事案の解決に向けて動き出すこと。

そのために少しでも力になれるよう、がんばっていきたいと思います。