ストーカー行為が加速するやってはいけない危険な対策

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー被害に遭われており、日々悩まれている方も少なくないでしょう。

しかし警察を介入させるほどでもなく、また我々のような機関に相談するのも気が引ける。友人や家族にはそんなこと言えない。

と考えている人も少なくないのかもしれません。

そうなるとできることは「自分でストーカーの対策をする」以外に選択肢はありません。

基本的にストーカー加害者の対策を、自分ひとりで抱え込んでしまうのは非常におすすめできない行為ではあります。それはなぜか。

実はストーカー行為を加速させてしまう危険な対策をしているケースもあるためです。

そんな対策についてみてみたいと思います。

ストーカーが一番嫌がることは「あなたの情報が一切手に入らなくなること」

これまで散々ストーカーをしてきた人が一番ダメージがおおきいのが、ストーカーをしている相手の情報が一切手に入らなくなることです。

LINEのブロックや着信拒否、SNSブロックなど色々手段はあります。

こうしたネットワーク上でしかつながっていない場合であれば、連絡を完全に遮断することは有効かもしれません。

でもこれらをやることで、ストーカー行為がエスカレートしてしまうケースがあるためおすすめできないのです。

ストーカー行為がエスカレートしてしまうのはなぜ?

LINEや電話の着信拒否などをした場合、ストーカー加害者はどう思うのでしょうか。

連絡がつかない、SNSが見られないから諦める?

いやいや、ストーカーはそういう思考にはなりません。

連絡がつかないのならば

  • 家に行ってみよう
  • 職場に行ってみよう
  • よく行くカフェはここだから待ち伏せしていよう
  • 平日はこの駅を通勤/通学に使っているから待っていよう

こんな風に考えます。

これまで散々ストーカー行為を受けてきた人が、家や職場、よく行く場所、利用する駅やコンビニなどを全く知らないでしょうか?バレてしませんか?

ストーカー対策としてやってはいけないのが完全遮断

ストーカー行為を助長させないためにやってはいけないことは

  • 着信拒否
  • SNSのブロック
  • 各種メッセージのブロック

を全て同時に行ってしまうことです。

ストーカー加害者は被害者の顔見知りである場合が多いため、これをやってしまうとすぐに家や職場、学校など色々な場所に押しかけてくる可能性が高くなります。

完全に様々な情報をブロックしてしまうのは逆効果なんです。

ストーカーへの対策は千差万別、迷わず専門家に相談を

ストーカーリカバリーサポートでは、ストーカーが現在どのような状態なのかをレベルに応じて分類しています。

それに加えて個別の対策を考えていくのが我々の業務の1つです。

そのためストーカーに関する対策や友人などに協力してもらうなどの対策では、どうしても不十分だったり、逆にストーカー行為をひどくさせてしまって手に負えない状況になってしまったりと、悪い方向へ転じてしまう可能性もあります。

こうした対策については迷わず専門家へ相談するようにしてください。

何か事件が起きてしまってからでは後悔先に立たすですよ。