息子・娘がストーカーをしているかも?家族が最初に取るべき「否定しない」対話術

ストーカー

 

「まさかうちの子が…」その疑念が確信に変わる時

夜中に何度も出かけていく息子。 娘の部屋から聞こえる、相手を罵るような独り言や、執拗に誰かに電話をかけている気配。 あるいは、警察からの突然の連絡で、我が子の行動を知らされることもあるかもしれません。
「まさかうちの子がストーカーなんて」 信じたくない気持ちと、底知れぬ不安が入り混じり、ご家族としてはパニックになってしまうのが当然です。 しかし、ここで家族がどのような対応を取るかが、その後の事態を大きく左右します。
最も避けたいのは、家族の対応がきっかけで本人が孤立し、さらにストーカー行為にのめり込んでしまうこと、あるいは家族内での暴力に発展してしまうことです。

 

やってはいけない「正論」での説教

ストーカー

事実を知った時、親としてまず口にしてしまいがちなのが「正論」による叱責です。
「なんてことをしてるんだ」「相手に迷惑だと思わないのか」「今すぐ止めなさい」 これらは社会的に見れば正しい言葉ですが、ストーカー行為の渦中にいる本人には、残念ながら届きません。
なぜなら、彼ら・彼女らは「悪いことだと分かっていても止められない」という、ある種の嗜癖(アディクション)状態にあることが多いからです。 心の奥底にあるのは、強烈な寂しさ、満たされない承認欲求、あるいは見捨てられることへの恐怖です。 その痛みを理解せず、ただ「行動」だけを否定されると、本人は「一番の理解者であるはずの親に見放された」と感じます。 そのストレス発散の矛先が、再び被害者への執着へと向いてしまう悪循環が生まれるのです。

 

まずは感情を受け止める「否定しない」対話術

では、どうすればよいのでしょうか。 最初のステップは、行動(ストーカー行為)と感情(辛さ)を切り離して考えることです。 ストーカー行為そのものは肯定できませんが、そこに至るまでの本人の「苦しい気持ち」には共感を示すことができます。
「それほどまでに相手のことが好きで、辛かったんだね」 「夜も眠れないほど、不安だったんだね」 「思い通りにならなくて、苦しかったね」
このように、まずは本人の感情を言語化し、受け止めてあげてください。これが「否定しない」対話術です。 「自分の苦しさを分かってくれた」と本人が感じて初めて、家族の言葉に耳を傾ける準備が整います。 対話の目的は、その場で行為を止めさせることではなく、まずは本人を孤立させないこと、そして「助けが必要な状態である」と自覚してもらうことにあります。

 

家族だけで解決しようとしない勇気

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しかし、ここで重要な注意点があります。
どれだけ家族が寄り添っても、ストーカー行為の根本原因である思考の歪みや執着心は、家族の愛情だけで治せるものではありません。 アルコール依存症を家族だけで治すのが難しいのと同様に、ストーカーという嗜癖行動からの脱却には、専門的なプログラムと第三者の介入が不可欠です。
「警察沙汰にはしたくないから」と家族だけで問題を抱え込み、家の中に閉じ込めたり、GPSを取り上げたりするケースがありますが、これは逆効果になることが多いです。抑圧されればされるほど、衝動は水面下で膨れ上がり、爆発した時には凶悪な事件に発展するリスクさえあります。
また、ご家族自身の精神的負担も限界に達してしまいます。共倒れを防ぐためにも、専門家の手を借りることを「恥」だと思わないでください。

 

更生への道筋は、専門家と一緒に作りましょう

「否定しない対話」で本人との信頼関係を少しでも築けたら、あるいは築く前であっても、まずは専門機関にご相談ください。
私たちストーカー・リカバリー・サポートでは、ご本人へのアプローチだけでなく、ご家族へのサポートも行っています。 どうやって本人に治療やプログラムを勧めるべきか、その具体的な言葉かけからアドバイスいたします。 必要であれば、当団体のスタッフが間に入り、第三者として本人と面談を行うことも可能です。
当団体では、24時間の電話相談に加え、GPSによる行動チェック、定期的なカウンセリング、同じ悩みを持つ人たちとのグループミーティングなどを通じて、行動と認知の両面から更生を支援しています。 また、医療機関への受診が必要な場合は、診察への同行サポートも行っています。
「息子・娘を加害者にしたくない」 その切実な願いを実現するために、私たちが力になります。 ご家族だけで悩まず、まずは私たちにお電話ください。早期の相談が、大切な家族の未来、そして被害者の方の安全を守る最初の一歩となります。 ストーカー更生プログラム支援、ストーカー・リカバリー・サポートに安心してお任せください。

 

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