何かをしてあげるとき見返りを求めてはいけない

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

日々小さなストーカー事件がネットニュースなどで流されています。それを見るたび心を痛めています。

ストーカーの加害者となる方は、どうしても相手(被害者)を自分のものにしようとしてしまうのです。しかし所詮は他人ですから、自分の思い通りになるわけがないのです。

感情が入り乱れてしまい、さらに気持ちを自分の中で整理できていない。だからこそストーカーという行為に及んでしまう人がいます。ストーカーをしたって自分の思い通りにはなりませんし、他人がどう感じるのか、それは加害者とは全く関係のないことなのです。

他人を「自分の思い通りにしたい」と願ったところで、それは無理な話です。

無視したから、嫌われたから・・・許せない!

ストーカー行為をする加害者が、ストーカーをする理由は、最初は「相手(被害者)が好きだ/尊敬している」といった感情が多いでしょう。

しかしその好意が行き過ぎてしまうと、相手から無視や拒否をされ、嫌われてしまいます。ストーカー行為の始まりでリスクという段階ですね。

好きな相手から、そのような仕打ちを受けた!と強く感じると悲しくなったり寂しくなったりしますよね。その悲しさ、寂しさが爆発して「アイツは許せない!」という怒りの感情が爆発します。ここでデンジャー、ポイズンと変化していきます。

「仲良くなりたい」という目的が入れ替わっている

このような感情変化があるストーカー加害者は、「許せない!」「危害を加えてやる」「殺してやる」とどんどんヒートアップしてきます。

でもこれって最初の目的が入れ替わっていませんか?

だって最初は「仲良くなりたい」「付き合いたい」「もっとお近づきになりたい」というポジティブなものだったはずです。

相手に拒否をされた、という事実があって、そこからなんとか関係を修復しようと模索したはずです。なのに、結果的に相手に拒否をされたから、それが許せない、と考えるようになっています。

「仲良くなりたい」という感情はどこへ行ってしまったのでしょうか。

拒否をされた、ぞんざいに扱われた。だから今メールをしたり付きまとったりしているんだ。

と考えているのかもしれませんね。でもこれって仲良くなりたい、とは対極の「嫌われようとしている」行動なのです。

起こした行動に対する相手の行動は決められない

ストーカー事件に発展する事例の中には

●プレゼントを贈ったのに、送り返された

●会いに行ったのに、悲鳴を上げて罵倒された

●コメントを入れたのに、無視された

こうしたきっかけで、ストーカーがエスカレートしていくケースが少なくありません。

ではストーカーはなぜエスカレートしてしまったのでしょうか。それはストーカーが、相手の反応を最初から決めてしまっているからです。

プレゼントを贈ったら、喜んで欲しい、使ってほしい。会いにいったら会話を楽しんでほしい、コメントを入れたら丁寧に絡んでほしい。

これが当たり前の反応だと、ストーカーの中で決めつけています。

これとは違う反応をされるとすごく悲しいですし、なんで思った通りにならないのか?とショックを受けるのです。そして悲しい、悔しいといったネガティブな感情が怒りへと変わってしまいます。

ストーカーになりやすい人は、人間関係の形成が上手ではないという特徴があります。このような人は、集団生活を送っていく中で思った通りに物事が進まなかったりすると、ヒステリーを起こしたりする人が当てはまります。

集団生活の中では「すぐ怒るからめんどくさいやつだな」と感じる人の中にも、ストーカーの予備軍が混ざっているのかもしれません。

しかし、自分が起こした行動に対して、相手の反応は決められないんだ、と理解していたらどうでしょうか。

例えば先ほどの話でプレゼントを贈っても”好きでもない、付き合ってもいない人からの高額なプレゼントは受け取れない”と返却されたら・・・

「喜んでくれるはずだと思ったけど、喜んでもらえなかった。逆に重かったのだろう、迷惑をかけてしまったかもしれないな。」

と相手の反応が自分の思惑と違っていても、納得できるようになります。

尽くしている、好意を寄せるのは自由 見返りは求めてはいけない

自分がどう感じるのか、自分が相手に何をしてあげたいのか、それは自分自身の自由です。

すごくSNSで応援や拡散など協力をしている、プレゼントを贈る、好意を寄せる、こうした行動は個人の自由ですし、誰にも止められるものではありません。

これはストーカーだって自由です。

ただストーカーがマズイのは、こうした行動に見返りを求めてしまうのが一番の問題なのです。

●こんなに貴方のために色々としているんだから、好きになってくれて当然だ。

●高いプレゼントを贈っているんだから、感謝してもらわないと困る。

このように「見返り」を求めているのです。だからこそ拒否をされたときに、今までやってきたことは何だったのか、と無駄になってしまったような絶望感に襲われるのです。

すると悲しいと感じますから、それが怒りへと変わってしまいます。

相手が好きだから、応援しているんだ。プレゼントを贈りたいから渡すんだ。あと相手がどう感じるかは、自分の思うところではないんだ。と考えられれば、ストーカーへと変貌してしまうきっかけがスッと下がっていくでしょう。

ストーカーをしたって目的は達成できません。相手も気持ち悪いと感じますし、最終的には自分も「憎い」というネガティブな感情に支配されてしまいます。だからこそ、そこまで気持ちが変わってしまう前に、

「他人は自分の思い通りにはならない、何かをしてあげても感じ方は人それぞれ違う。だから自分はどうすればいいのだろう?」

と自問自答してみてください。

おのずと答えは見つかるはずですよ。

ストーカー加害者の方、ご家族の方、また実際に被害者としてお困りの方。ストーカーリカバリーサポートまでご連絡をお待ちしております。

守屋秀勝

ストーカー被害者が安心して暮らしていくためには

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカー被害者は加害者が逮捕されて、それで終わりではありません。

それについては以前もブログで書きましたが、ストーカー被害者が望むことはなんだろう?と考えると、やはりストーカー加害者の治療ではなかろうか、と思うのです。

ストーカー被害者が本当に安心して暮らせるためには、加害者を治療できるような体制、法整備を推し進めていくべきです。

1日でも長く刑務所に入っていて欲しい これは嘘ではない

仮にストーカー事件の被害者となってしまった場合、加害者が逮捕されたらどうでしょうか。被害者の方は「1日でも長く刑務所に入っていて欲しい、もう二度と出てこないで欲しい」と願う気持ちもわかりますし、正直な気持ちでしょう。

長い間、散々苦しめられてきて、ようやく逮捕してくれた。これで平穏な日々が戻ってくると安堵する瞬間かもしれません。

来る日も来る日も恐怖におびえて、生活スタイルはおろか、職場や引っ越しで住所まで変えなくてはいけなくなってしまった被害者の方をたくさん見ています。

被害者の方にとっては、ストーカーはただの恐怖の対象でしょう。心底憎いという気持ちは痛いほどわかります。

逮捕されたストーカーが「出てくる日」

ストーカー規制法で逮捕されたような場合では、当然接近禁止の命令は出ているでしょうし、SNSやメール、LINEでの連絡も取ってはいけないこととなっているはずです。

しかしストーカーが逮捕されても、本質的に何も変わっていなかったら、と考えると被害者はまた恐怖の日が始まる、と震え上がるでしょう。

どれだけ「二度と刑務所から出てこないでほしい!」と強く願っても、ストーカーによって殺人や傷害などを犯していなければ、いつか出てくる日がくるのです。

ストーカーが出所後に、もし「更生した」と言う話を伝え聞いたとしても、安心などできたものではありません。

本当に被害者が安心できるときは、加害者の治療

逮捕をして長く収監されていたとしても、ちゃんと変わっているのかどうか、もうストーカーをしないと約束ができるのか、そんなことは本人にしか分かりません。

さらにストーカーを衝動的に再開してしまう可能性も捨てきれません。

ストーカー被害者が真に安心できるときというのは、加害者がストーカーの治療をしっかりと受けて、根本からストーカーという病が治ったときでしょう。

しかしストーカー加害者が出所後、治療を義務化している法律はありません。自ら望んで治療を受けるストーカーもいますが、その数は半分にも届いていません。

実際にストーカー行為が再発してしまう人もいます。そのため本当に被害者が安心して暮らせるようになるためには、このようなストーカーの再販を防ぐことに尽きるのです。

ストーカーを治療するために何をすべきか

おそらく今後ストーカー事件を考える上で、最も大切なポイントとなるのがストーカーの治療です。

ストーカーを事件を起こす前に、治療できるような環境を整えて、さらに逮捕をされてしまっても、根本的な治療をさせるように法整備が必要ではないかと考えています。

まずは24時間体制でストーカー加害者が相談できる窓口を全国に設置することです。

ストーカーのカウンセリングや治療が大切だ、といくら説いたところで、こうした窓口は9時00分から17時00分まで、など短い受付時間しかないところがほとんどでしょう。

昼間は仕事をしたり、周りにサポートしてくれる方がいたりと、ストーカー行為をしていた相手への執着が少し弱まります。ですが一番孤独になりやすい夜はどうでしょう。

スマートフォンを手に持ち、なんとなく相手のSNSを見てしまったり、メールを送ってしまったりしやすい時間帯なのです。

ストーカー自身が「ストーカー行為はよくない」と自覚していても、ついついやってしまう。そんなときに一言相談できる窓口があるのは、ものすごく大切なことなんです。

もう1つは逮捕された加害者の医療機関への受診義務化です。

ストーカーの治療を勧める動きは出てきていますが、あくまで自主性に任せたものになっています。実際に治療を受けて、ストーカー行為が収まっている元加害者も多いのです。

治療といってもカウンセリングや、専門医療機関への入院など対応方法は様々です。ストーカー加害者自身は、ストーカーは病気ではない、と考えているケースも多いので余計に医療機関への受診率が低いのかもしれません。

そこでストーカー規制法違反で逮捕された場合は受診しなければいけない、というレールを作るのが大切なんです。

レールさえ作っておけば、医療機関への受診のハードルは大きく下がります。やはり自分で認めていない”病気”で、病院はかかるのは誰だって嫌なのです。ですが、医療機関への受診、通院などを義務化してしまえば「やらなきゃいけないから仕方なく来た」と病院へは足を運んで貰えるのです。

そこで治療の足がかりになる可能性だってあるわけですから、こうした法整備を急いでいただけたらと、ストーカー加害者をサポートする立場の者としては強く感じるのです。

もちろん私も手をこまねいでいるばかりではなく、ストーカー被害者のために加害者の治療を訴え続けていきたいものです。

 

ストーカー行為をしているときは「普通」だと思う心理

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

ストーカーではない人から見ると、ストーカー加害者はやはり「異常」で「理解できない人」という印象ではないかと思います。

さてこの「異常」という線引きなのですが、実はストーカー行為を行う加害者は自分のことを異常だとは全く思っていません。

一般論で言えば明らかに異常なのですが、これに加害者本人が気付いていないのです。

電話やメール、つきまといなど

ストーカーは1日に何百件も電話をしたりメールを送りつけたり。さらには職場や生活圏内で待ち伏せ、つきまといなどを行います。

被害者が「お願いだからもうやめて!」ときちんと拒絶しても、収まりません。これがストーカーです。

一般的には「もうやめてくれ」と言われれば、相手は迷惑してるんだな、だったらやっちゃいけないんだな。と思うのが普通です。

ストーカーにはその「普通」が通用しないのです。なぜならストーカーをしている、悪いことをしているという感覚が完全に欠落しているからなんです。もしかしたら薄々分かってはいるのかもしれません。しかしそれを認められないのです。

「お前はストーカーだ」と指摘されても認めない

自分が異常ではない、と加害者本人が思っている状況で、例えば第三者から「お前はストーカー行為をしている、やめなさい」と唐突に言われると、加害者はどう思うのでしょうか。

「何言ってるんだ!?ストーカーなんてやってないじゃないか!」という答えが返ってくるでしょう。

認めたくないし、分かっていても認められないのです。そして電話やメール、つきまといがやめられないんです。

そこは本当に理屈ではありません。ストーカーの被害者が加害者に対して「拒否しても全く聞き入れてもらえない」と口々に言うのは、こういった背景があります。

とにかく話を聞いて欲しい わかってもらいたい

拒絶をされても、ずっとストーカー行為が収まらないとき、ストーカー自身は「相手を怖がらせている」という認識を持っているケースが多くあります。

それではなぜ怖がらせているストーカー行為を続けるのでしょうか。

それは「話を聞いてくれれば分かるから」「気持ちを伝えれば分かってもらえる」という一心なのです。そればかりがどんどん大きくなって、「相手が嫌がっているから付きまといはやめよう」という気持ちを押しつぶしてしまうんです。

逆に考えれば相手の嫌がる気持ちが理解できて、行動をやめられる人はストーカーにはなりえません。

加害者が自分の異常さに気付けたときは回復に向かっている

私はストーカー加害者、被害者どちらからも相談をお受けする立場です。

中にはカウンセリングや勇気づけを通して、ストーカー加害者の方がふと自分の異常さ、やってはいけないストーカー行為に気づく方がいらっしゃいます。

こうした方には「ストーカーをしている、と自分で気付いたのならば治療の方向へ向かっていますよ」とお伝えしています。

まず自分で気付かないことには始まりませんし、ストーカーをしている相手しか見えていませんので治療に意識が向けられないのです。

そこを気付かせてあげるのが、私達のような第三者の専門家の役目だと思っています。またストーカー加害者の完治に向かわせるため、医療につなげることを目的としています。

被害者は常に恐怖を抱え続けている

さて、しかしいくら加害者が更生に向かったとしても、被害者はそれで終わりではありません。

加害者にとってはストーカー行為からすっぱりを足を洗えばそれで終わりなのです。(逮捕歴などが残るケースもありますが)

しかし被害者はどうでしょうか。

毎日毎日どこからともなく監視されているかもしれない恐怖、夜も眠れぬ日々が続きます。精神的にかなり深いところまでダメージを負ってしまいますから、加害者がストーカー行為をやめたかどうかが問題ではありません。いつまで経っても怖いのです。

「思い出したくもない」これが被害者の本音

ストーカー行為をしている加害者が、まったく悪びれることなく行ったストーカー行為。それを受けた被害者。そしてストーカー行為が完治した加害者。

これでストーカーの事件は終わりを迎えているようにも思いますが、元々はストーカーの身勝手な思いや行動から始まった事柄に過ぎません。

被害者には何の落ち度もないのに、加害者が更生後もずっと恐怖と戦い続けなければならないのです。

「アイツなんて思い出したくもない、逮捕されたなら一生外に出てこないで欲しい」と思うストーカー被害者を皆さんはどう思うでしょうか。

心が狭いと思いますか?許してあげればいいのに、と思いますか?

ツライ日々を送らされたり、職場や住む場所まで奪われたようなケースもあります。被害者の方がこう思うのは当然の本音なのではないかな、と思っています。

ストーカー加害者を治療したい

元ストーカー加害者である私が言うのも滑稽な話かもしれませんが、私はストーカーの加害者を治療、更生をお手伝いしたいのです。

私のストーカーリカバリーサポートとしての活動は、ストーカー加害者のための治療ではありません。

ストーカー被害者の方が安心して日々の生活に戻れるように、被害者のための加害者治療なのです。

もしもストーカー被害に遭っている方、ストーカー行為をやめたくてもやめられない方、友人や家族がストーカーに遭っている方の力になりたい。

ストーカー行為が普通だとは到底思えないのですが、加害者はそれを普通だと信じてしまっている。だから被害者も加害者もどちらも不幸になってしまいます。

ただストーカーに悩んでいるだけでは何も始まりません。勇気を出してまず1歩踏み出してみましょう。ストーカーからの脱却、ストーカー被害から身を守るため、全力でサポートいたします。

ストーカーリカバリーサポートのホームページはこちらです

LINEやSNSで大量のメール これってストーカー?

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

巷では色々な事件が、ニュースやワイドショーを賑わしています。その中でも

「女性に〇〇〇回メッセージを送った男性が書類送検」

「元恋人にしつこくSNSのダイレクトメールを送り続けた」

といったニュースも流れています。これらは決して全国に大々的に流されるニュースではありませんが、一方的にメールやDMを送り続けられた被害者はたまりませんね。

しかも「好きだ」「付き合ってほしい」などのメッセージが大量に届くケースが非常に多いんです。好意の全くない相手から、そのようなメールをもらっても困ってしまいます。

こうしたメールなどを送り続ける行為、結論から言ってしまうと「ストーカー」なのです。

実害がなくてもストーカー規制法違反になる?

まず相手から「好きだ」などのメールを一方的に送り続けられるケースでは、実際にメールが届くだけで、怪我をしたり損害を受けるなどの実害は出ていません。

でも好意すら持っていない相手からそのようなメールが来ても困りますし、メールボックスには何百件というメールが届いているような場合、身の危険すら感じるでしょう。

ここでストーカー規制法について見てみると

ストーカー規制法 第2条第1項第5号

電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールの送信等をすること。

警視庁 ストーカー規制法のページから引用

こちらには「連続して電子メールの送信などをすること。」と書かれていますね。

ここにはSNSも含まれています。それでは一方的にメールが送りつけられたらストーカー規制法違反になるのか、と言うと貴方のメールの返信がポイントになってきます。

ちゃんと相手に「拒む」意思表示をしよう

ストーカー規制法 第2条第1項第5号には「拒まれたにもかかわらず~電子メール等の送信をすること」とされています。

これはちゃんと相手のメッセージを送りつける行為に対して、「迷惑だからやめてください」「もうメールを送ってこないでください」というはっきりとした意思表示をするよう求めています。

例えば「会いたい、好きだ」というようなメールにうんざりして

「はいはい、また今度ね」
「時間があるときにね」

などと、のらりくらりかわすメールを返してしまってはいけないんです。

大量のメールを送ってくるという行動をとっているのは、すでに行動の抑制が効いていない状態で、普通の人からストーカーへと変わりつつある特徴です。

ここで相手に「また今度ね」などと期待を持たせるような返信をしてしまっては、ストーカー行為を助長する可能性があります。

さらに「拒む意思表示をしていない」のでストーカー規制法違反に問えないケースもあるでしょう。

拒んだ上でメールを送り続けるのはストーカー規制法違反

こうしたメールなどで同一人物に付きまとい行為をする、というのはストーカーの定義に当てはまってきます。

そのため実害が出ているかどうかではなく、付きまとい行為があるかどうかがポイントです。

そこでメールについてはキチンと「やめてほしい」と拒んだ上で、なおメールが届くケースで立派なストーカー規制法違反となるのです。

LINEやDMをブロックするのはちょっと待って

警視庁のページではメールアドレスを変える、LINEをブロックするなどの対策を取るように、という一文があります。しかしそれはちょっと待ってください。

なぜならばメールを送りつけることで、自分の想いが届いている、という安ど感を得ているのも事実です。ではその自分の想いが届くツールがなくなってしまったとき、ストーカーはどう思うでしょうか。

そう、次は連絡が取れる手段を探し始めるのです。

片っ端から友人知人などを当たったり、ときには探偵を雇ったりと、その執念たるやかなりのものです。

だからLINEやDMをブロックして、連絡先を完全に遮断してしまうのは得策ではありません。

ストーカーにはステージがある

ストーカーと言っても実は、大きな事件に発展する前の段階のステージがあるのです。ストーカー行為をステージごとに分類して、どのような危険度があるのか、どんな特徴があるのかを見る指標があります。

ステージ1:リスク

まずはリスクです。

「好きだ」「付き合いたい」「よりを戻したい」などというメールを執拗に送ってくるケースがこのリスクに該当します。

直接暴力的な発言が出てきていませんが、この段階で思いが伝わらない、自分の思い通りにならない、と感じると次のステージへ進むストーカーも。

被害者には大量のメールが送りつけられたり、プレゼントが届いたりします。被害者にとっては”気持ち悪い”と感じ、大量に届くメールなどにも精神的に参ってくるでしょう。

ステージ2:デンジャー

リスクからデンジャーとなると危険度が上がってきます。

このあたりからあからさまにメールなどの内容が攻撃的になったり、実際に待ち伏せをされるようになったりします。

被害者からすれば身の危険を明らかに感じ始め、恐怖を覚えるようになります。

ステージ3:ポイズン

ストーカー行為の最終段階がポイズン。デインジャーよりもさらに攻撃的になって、実際にストーカー殺人事件として取り上げられている加害者はこのステージです。

住居への侵入、刃物を持って襲撃する、職場などへの待ち伏せなどが該当してきます。

メールなどでは「殺す」というような内容となり、いつ事件へと発展してもおかしくありません。

リスク手前の予備軍

リスク、デンジャー、ポイズンについては実際にストーカーのステージとして定義されているものですが、この「リスク予備軍」は皆さんももしかしたら経験がある方も多いかもしれません。

〇振られてしまった恋人に執拗に復縁を迫る

〇相手にしてもらえない元恋人を待ち伏せして話をしようとした

〇恋人のLINEなどを隅から隅までチェックして行動を把握しないと気が済まない

〇電話に出るまでかけ続ける

こんな経験はありませんか?

ストーカーもこうした皆さんが経験のある出来事が、どんどん自分では抑えきれないくらいエスカレートしてきただけなのかもしれません。

大量のメッセージには早めの相談を

ともあれ大量のメッセージを送りつけて、さらに拒んでいてもそれが続くような場合、それはストーカー行為です。

ストーカーのステージが上がってしまう前に、やはり早期に外部への相談が必要不可欠となります。

LINEやSNSで大量にメッセージが届いてしまう、やめてほしいと言っているのに全然受け入れてもらえない、と悩んでいる方は、事態が重くなる前に対処しておきましょう。

そこで警察を入れてしまうと事態が大きくなってしまう、と心配されている方、ぜひストーカーリカバリーサポートまでご連絡をしてほしいと思います。

また逆に特定の相手への想いが断ち切れず、大量のメールを送ってしまう、やめたいのにやめられない、という加害者の方からのご相談もお受けしております。

SNSがきっかけで始まるストーカー

ストーカーリカバリーサポートの守屋です。

今ほどスマートフォン、ことSNSが発達していなかった時代では「ストーカー」と言えば身近な人や、顔見知り、元恋人、よく行くお店の異性、などが被害者や加害者でした。

しかし今はスマートフォンの普及している背景によってか、SNSをきっかけとしたストーカー行為が蔓延しています。

SNSの利用について否定的な立場ではありませんが、使用方法や自身の安全について細心の注意を払うように利用いただきたいと考えています。

特に若い女性に被害者が集中しているように思います。SNSをきっかけとしたストーカー事件は少なくありません。

映り込みで個人情報が割れる可能性がある

流行のモノなど様々な情報を発信できるSNSは、とっても便利で楽しいコンテンツです。こうしたSNSでは顔を出す方と出さない方に分かれていますね。

しかし顔出しOK/NGにかかわらず気を付けていただきたいのが、個人情報の流出です。

例えば郵便物に住所や名前が映り込んでいたり、ガラスや鏡がおいてあって素顔が見えてしまったりするようなケースも。

ストーカーならずとも、こうした情報は個人を特定されてしまうケースにもつながりますので、十分注意していただきたいと思います。

またすでにストーカーとなってしまっている加害者が、攻撃的なコメントをSNS上に残しているような場合はさらに注意が必要です。

それはこうした投稿などを事細かにチェックして、個人情報を手に入れよう、なんとかして貴方に接触しよう、と虎視眈々とそのタイミングを伺っているからです。

高性能化するカメラ 投稿には十分注意を

わざわざ個人情報をSNSで発信する人はいないでしょう。

しかしカメラは高性能化の一途を辿っています。そのため背景として映り込んでいる郵便物、学生ならば所持品に書かれている名前などが、知らない内にインターネット上へ流出してしまう可能性だってあるのです。

一度流出してしまった情報は、インターネット上では回収できないと思っていただいた方がいいでしょう。

こうした投稿には十分注意してください。

もしストーカー行為が始まっていれば、このような細かいところまでチェックされていると考えてください。

コメントに返事があると嬉しい

SNS上で何かしらのアクションがあると投稿者も嬉しいものです。

そこでコメントを返すと、投稿者もコメントを入れた方も親近感を感じられます。そして次の投稿にもコメントが、そして次の投稿にも・・・

こうしてコメントがつながるのは「楽しい」「嬉しい」と感じる方も多いでしょう。むしろそれこそがSNSの楽しみ方の1つでもありますから。

しかしここでコメントを入れる方が、病的なまでに強い恋心を抱いてしまう場合があります。

「コメントを返してくれたし、”嬉しい”と言ってくれている。だから相手からものすごく愛されているに違いない」と妄想が始まると厄介です。

これは妄想性障害の1つで、クレランボー症候群とか恋愛妄想、エロトマニアと呼ばれている症状です。

ストーカー行為はこうして始まっていくのです。

エロトマニアとは、妄想性障害のひとつであり、自分が相手に愛されているものだと妄想的確信を抱いている状態[1]

Wikipediaより引用

「色恋営業」はストーカー被害者になりやすい

SNS上のコメントで「色恋営業」をしてしまうと、ストーカー被害者になりやすくなってしまいます。

「自分が好きに違いない」という妄想を抱かせるためには十分な材料となるからです。元々は水商売の方がお客さんに対して行っていた色恋営業ですが、対面で行うよりもSNSのコメントの方が気軽にできてしまいます。

さらにコメントでは前後の会話の雰囲気や、冗談などの「場の空気感」は伝わりません。

そこでSNS上でしか接点のない方でも、容易にエロトマニアとなってしまう危険性があるのです。

もちろんそうなるとSNS上のつながりだけでは満足せず、実際に会おうと行動を起こします。

このような状況にしないためにはSNSでのコメント返しの内容について、よく考えてから行った方が得策です。ストーカーの対策を立てるよりも、ストーカーに遭わないように行動する方が被害も少なく、日常生活も脅かされないからです。

「たくさんコメントが欲しいから」と安易に好意を装ってコメントなどを返すのは、ストーカー被害者になってしまう可能性が高くなるリスクを負うと覚えておいてください。

顔が見えないからコメントがストレートになりやすい

SNS上でやりとりが続いてくると、異様な執着を感じる瞬間がどこかで訪れます。そうなると投稿者は距離を置く行動に出ると思います。

例えば今まで返していたコメントを無視する、好意的なコメントからそっけないコメントになる、しつこいDMの履歴などを晒される、などがあるでしょう。

ふとしたきっかけで、どんどんコメントがエスカレートしてくる場合があります。被害を与えるような暴力的なコメントを残したり、脅迫めいたコメントを残したりするんです。

目に見えない、やっている人が誰かわからない、というインターネットの匿名性も手伝ってストレートなコメントへと移行しやすくなります。

ただ文句を言っているだけの人ならば、SNS上だけで終わりますし、こうした方はすぐに終息していきます。しかしこれが付きまといや住居侵入などを伴ってくると貴方への執着が半端なく、危険も伴います。

ストーカーのステージで言えば「デインジャー」や「ポイズン」という、害をなす者としてみなしてもよろしいでしょう。

※デインジャーやポイズン、などの用語についてはまた後日お話したいと思います。ここでは「実害が起こりうる可能性がある」という程度の認識で覚えておいていただければ幸いです。

アカウント閉鎖だけでは逃げられなくなる場合も

SNS上だけの付き合いから、一方的に恋愛妄想を持たれてしまい、最終的に個人情報を調べ上げられて付きまといや加害行為に発展する。

このようにSNSをきっかけとしてストーカー事件へと発展するケースがあります。SNS上だけの付き合いならば、アカウントを閉鎖するだけでなんとかなります。

しかしそのタイミングを逸したり、うかつに個人情報を漏らしてしまったりすると、アカウントを閉鎖するだけでは逃げきれなくなってしまいます。

そのためSNSをきっかけとしたストーカー被害に遭わないためには

1.投稿する写真に個人情報の映り込みがないか確認

2.コメント返しは慎重に。過度な接触を要求してきたらはっきりと断る

この2点に注意しましょう。

SNSは楽しいものですが、その危険性やリスクも理解して、安全に楽しむようにしたいものです。

もし貴方が脅迫めいたダイレクトメールを受け取っている、コメントを執拗に荒らされる、などの被害にお困りでしたら、それはストーカーかもしれません。

お困りの際はストーカーリカバリーサポートまでぜひご相談ください。

ストーカーリカバリーサポートのホームページはこちらです。